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J-GLOBAL ID：201502210170410150   整理番号：15A0701180

地球温暖化がシイタケ原木栽培の害菌問題に及ぼす影響に関する研究

著者 (5件)： 宮崎和弘 (森林総合研 九州支所) ,  新田剛 (宮崎県林業技術セ) ,  中武千秋 (宮崎県林業技術セ) ,  矢吹俊裕 (日本国際湿地保全連合) ,  奥田徹 (東大 大学院理学系研究科)
資料名： 九州森林研究  (Kyushu Journal of Forest Research)
号： 68  ページ： 173-176  発行年： 2015年03月31日 
JST資料番号： L2396A  ISSN： 1347-0779  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地球温暖化の進行により,シイタケ原木栽培において発生する害菌類による被害の顕在化や激害化が懸念される。すでに,問題が顕在化していると考えられる被害が九州地域を中心に報告されてきている。今後さらなる進行が予測される地球温暖化の影響を評価するために,全国に設置した試験地での害菌分離率の調査,温度別のトリコデルマ属菌との対峙培養試験,九州地域で分離されたヒポクレア属菌の温度別菌糸伸長速度の測定を行った。その結果,Trichoderma harzianumの分離率が高いこと,30°C以上日数とT.harzianumの分離率に相関関係があること,対峙培養試験において30°C以上で侵害されやすくなること,ヒポクレア属菌の菌糸伸長は25°Cもしくは30°Cで最大となることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： 地球温暖化 ,  *シイタケ ,  栽培 ,  細菌 ,  植物被害 ,  九州地方 ,  研究施設 ,  比率 ,  ボタンタケ目 ,  培養 ,  Trichoderma harzianum ,  *糸状菌類 ,  温度依存性 ,  気温 ,  菌糸 ,  *原木栽培 ,  産地試験地 ,  対峙培養 ,  *作物被害 ,  *病原菌 ,  *微生物 ,  核菌類 ,  不完全菌類 ,  不完全糸状菌類
準シソーラス用語： *トリコデルマ属菌 ,  *ヒポクレア属菌 ,  九州地域 ,  *農作物被害 ,  *病害菌 ,  *分離率

分類 (3件)： 野菜  (FC03043X) ,  林産物一般  (FF05010O) ,  菌類による植物病害  (FC04052Y)

引用文献 (6件)：

• 小松光雄(1976)菌蕈研究所研究報告13:1-113.
• 宮崎和弘ほか(2004)九州森林研究57:284-285.
• 宮崎和弘ほか(2013)九州森林研究66:158-161.
• 宮崎和弘ほか(2014)九州森林研究67:83-85.
• Murray, M. G. and W. F. Thompson (1980) Nucleic Acids Res. 8 : 4321-4325.

タイトルに関連する用語 (5件)： 地球温暖化 ,  シイタケ ,  原木栽培 ,  菌 ,  研究