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J-GLOBAL ID：201502210241058632   整理番号：15A1267055

超微細粒組織を活用した1800MPa級超高強度鋼のき裂伝播挙動(微視組織制御からの破壊制御の構築)

Mechanism of crack propagation in 1800 MPa class ultrahigh-strength steel by ultrafine-grained structure (Development of fracture control from microstructure design)

著者 (5件)： 井上忠信 (物質・材料研究機構) ,  木村勇次 (物質・材料研究機構) ,  QIU Hai (物質・材料研究機構) ,  WANG Chengduo (物質・材料研究機構) ,  WANG Chengduo (鄭州大)
資料名： 日本機械学会論文集(Web)  (Bulletin of the JSME (Web))
巻： 81  号： 830  ページ： 15-00281(J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0182B  ISSN： 2187-9761  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らが開発した強くて壊れにくい1800MPa級の中炭素低合金鋼を対象に,溝ロール圧延によって超微細繊維状結晶粒組織を有する棒材を創成し,引張り試験,3点曲げ試験そして組織観察を通じて,初期ノッチ底からのき裂伝播挙動と組織の関係について検討を行った。脆性的に最大荷重で直ちに破断する従来の焼入焼戻し鋼と異なり,開発鋼では押し込み量の増加と共にある荷重で小さな荷重低下が生じ,その後,多数の小さな荷重低下を伴いながら荷重が増加し,そして緩やかに低下するという特異な荷重-変位関係を示し,この挙動は微視組織に依存することを示した。結果として,微細結晶粒の形態(粒径と粒形)と方位を精緻に制御することで,脆性破壊しにくい材料の創出が可能であることを示すとともに,微視組織を制御して破壊を制御できる可能性をメカニズムを含めて示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *亀裂伝搬 ,  低合金鋼 ,  圧延 ,  微細繊維 ,  金属組織 ,  棒 ,  *引張試験 ,  切欠き ,  脆性 ,  破断 ,  調質鋼 ,  脆性破壊 ,  *微粒子 ,  *荷重 ,  *破壊 ,  塑性加工 ,  走査電子顕微鏡 ,  電子回折
準シソーラス用語： EBSP ,  結晶粒組織 ,  *三点曲げ試験 ,  *組織制御 ,  *超高強度鋼

分類 (2件)： 金属材料  (HC05020S) ,  塑性加工一般  (WC04010P)

タイトルに関連する用語 (9件)： 微細粒 ,  組織 ,  活用 ,  超高強度鋼 ,  き裂伝播 ,  挙動 ,  組織制御 ,  破壊 ,  構築