抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1。10月下旬~11月中旬に親魚として68尾を確保し,そのうち活魚は9尾で全体の13.2%であった。2。雌天然魚のGSIは8月下旬~10月上旬頃に高くなる傾向が見られた。また,体重別雌雄比率は,500g未満では雌の割合が高く,500g以上では雄の割合が高くなる傾向が見られた。3。天然魚のVNNウイルス保有率調査の結果,全46尾中21尾が陽性で,その保有率は約46%であった。4。10月28日~30日に漁獲された親魚にHCGを投与し,2日及び3日後に3尾の雌から合計約4.8万粒を採卵し,1尾あたりは約1.6万粒であった。2日後採卵した卵の浮上卵率は約70%,同様に3日後は約27%であり,浮上卵率が低下した。5。得られた浮上卵約2.2万粒を用いて,仔稚魚飼育試験を実施した結果,4,500尾がふ化し,日齢51で平均全長約23mmの稚魚76尾を生産した。主に飼育初期の低開鰾率が影響したと思われる形態異常魚が多く,正常個体は約5%であった。6。VNN対策として,雄の陰性個体精子の事前選択,未受精卵洗浄及び受精卵消毒を実施した結果,生産した稚魚のVNNによるへい死は発生しなかった。(著者抄録)