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J-GLOBAL ID:201502210446764491   整理番号:15A1026837

北極の永久凍土地形を対象とした大規模土地被覆変化の検出において高い可能性を有するMODISによる地表温度の異常の時空間感度

Spatio-temporal sensitivity of MODIS land surface temperature anomalies indicates high potential for large-scale land cover change detection in Arctic permafrost landscapes
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巻: 168  ページ: 1-12  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: C0252B  ISSN: 0034-4257  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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北極気候の急速な温暖化は,局所的および地域的な地表面のエネルギー収支に変化をもたらしており,変化する地表温度(LST)は,重要な指標である。本研究では,MODISの地表温度/放射率のDaily L3 Global 1km V005プロダクトの精度と,カナダの高緯度北極の永久凍土層の地形における,地表面特性に対する時空間感度について調べた。土地被覆は,湿潤性のスゲに完全に覆われたツンドラから,岩石からなる裸地まで網羅していた。MODIS LSTは,湿潤ツンドラ地域を対象に,夏季および冬季条件の両方を含む,2008年7月~2010年7月の2年間の,in situの放射計による観測データと比較した。MODIS LSTsの精度は,全観測期間において,-1.1°Cであり,平均二乗誤差は3.9°Cであった。晴天条件の過剰出現によって,MODIS LSTが低温バイアスを示す凍結期間において,一致度の割合は最も低かった。LSTの空間的異常,すなわち,MODSI LSTsとMODIS LSTの地域的平均との差異に関する多年解析の結果,粗い時空間的パターンが明らかとなった。LSTの異常における最も高い変動性が,凍結期間ならびに解氷期間,そして,初夏の開水面において見られ,雪氷の有無によるものだと考えられた。夏季の異常パターンは,降水量,気温および純放射量の大きな違いにもかかわらず,3つの年すべてにおいて類似していた。地域的なLSTsの平均値が5°Cを超える夏季では,4つの明確な2.0°Cクラスを有する,高い空間的多様性がみられた。夏季の異常は-4.5°C~2.6°Cにわたり,平均標準偏差は1.8°Cとなった。乾燥した尾根地域は,最も高く気温が上昇し,一方で,高いアルベドを示す湿地地域と低密度植生の岩盤の乾燥地域では,最低値を示した。観測された夏季のLSTの異常は,地表面のエネルギー収支に関連する,地表面での過去および将来の変化を評価するうえで,ベースラインとして用いることができた。夏季異常クラスは,主に,アルベドと夏季の湿潤の組み合わせを反映した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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リモートセンシング一般  ,  雪氷学 

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