抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アジア地域において,洋上風力発電業界はまだ発展途上の段階であり,地盤と環境条件の2つは,最も克服するのが困難なリスクである。地域特有の問題として,台風による極端な風速,地盤条件(非常に硬い粉砕された火山岩から,数十mに及ぶ柔らかく層をなしていない沖積土の堆積まで)等が,挙げられる。欧州のバルト海における硬い地盤に対し,アジア地域の中には,地震による液状化の脅威にも注意を払わねばならぬ場所もある。包括的な地質工学調査とモデル化は,最も適切な風車基礎設計の選択とプロジェクトのリスクを初期段階に洗い出し,的確なリスク軽減戦略を立てることを確実にするものである。環境影響アセスマントは,許認可プロセスにおいて重要な部分である。またアジア地域には,プロジェクトのライフサイクルにわたって保護と配慮が必要な多くの希少種の生態系がある。したがって,ディベロッパは生態系のために,風力発電所の据付プロセスと影響軽減方法を注意深く検討せねばならない。リスクを費用対効果のある方法で軽減する方法はある。本論文では,アジア地域でのプロジェクト開発に応用できる,様々な可能性のある解決策を提示している。