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J-GLOBAL ID:201502210901538284   整理番号:15A0837816

貯蔵エンサイの暗所老化における,クロロフィルの分解遅延,エネルギー状態の保持,抗酸化活性の増大を通じての,硫化水素による葉の黄化の遅延

Hydrogen sulfide delays leaf yellowing of stored water spinach (Ipomoea aquatica) during dark-induced senescence by delaying chlorophyll breakdown, maintaining energy status and increasing antioxidative capacity
著者 (5件):
資料名:
巻: 108  ページ: 8-20  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: W1912A  ISSN: 0925-5214  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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エンサイを12~14°Cで暗所貯蔵中の,内生の硫化水素(H2S)の代謝,クロロフィルの分解,エネルギーの状態の変化について,H2Sを発生させる水硫化ナトリウム(NaHS)の燻蒸処理による外部施用の有無別に調べた。その結果,NaHS燻蒸処理を行うと,H2S合成酵素の活性が上昇するとともにクロロフィル分解酵素の活性が低下して,内生H2Sとクロロフィルの含量が高まった。電子顕微鏡で観察した結果,NaHS燻蒸処理を行うと,クロロプラストの分解が抑制されることが確認された。H2Sは,エネルギー状態を保持するだけでなく,呼吸を抑制して,抗酸化活性を高めた。H2Sの生成を人工阻害剤(DL-プロパルギルグリシン)で阻害すると黄化が促進され,この感応はNaHS燻蒸処理を行うことで抑制された。しかし,H2S捕捉剤(ヒポタウリン)施用の影響は,はっきりしなかった。これらの研究結果から,NaHS燻蒸処理は,内生H2S含量を増加させ,エネルギー状態を改善し,抗酸化活性を高め,呼吸を抑制して,エンサイの老化を遅延させると考察された。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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野菜とその加工品  ,  植物の生理的障害一般 

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