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J-GLOBAL ID：201502210918744961   整理番号：15A1070875

種々の材料からなる山岳トンネル覆工の変形破壊挙動に関する研究

STUDY ON DEFORMATION AND FAILURE BEHAVIOR OF MOUNTAIN TUNNEL LININGS WHICH CONSIST OF VARIOUS MATERIALS

著者 (4件)： 野城一栄 (鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部 トンネル研究室) ,  平田亮 (元 鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部 トンネル研究室) ,  岡野法之 (鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部 トンネル研究室) ,  小島芳之 (鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部)
資料名： 土木学会論文集 F1(トンネル工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F1 (Tunnel Engineering) (Web))
巻： 71  号： 2  ページ： 78-94 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0289A  ISSN： 2185-6575  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは,山岳トンネル覆工の限界状態に着目し,種々の材料からなる山岳トンネルの覆工の模型実験や数値解析を行った.無筋コンクリート覆工は,比較的大きな変位まで荷重の低下がなく,アーチ構造の優位性が確認されたが,最大荷重が発生するよりも前の段階で覆工内側に圧ざが生じた.れんが覆工は,無筋コンクリート覆工と比べて剛性や耐荷性能が小さく,変形が大きくなると層間ひび割れが発生することがわかった.短繊維補強コンクリート覆工は,剛性や耐荷性能は無筋コンクリート覆工とほぼ同じであるが,圧ざを生じた箇所の剥落抵抗性に優れていることがわかった.RC覆工は,剛性や耐荷性能は無筋コンクリート覆工に比べて大きくなり,鉄筋が降伏した後も荷重を保持できるが,その一方で,せん断破壊のモードとなりうることがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *山岳トンネル ,  *トンネル覆工 ,  プレーンコンクリート ,  繊維強化コンクリート ,  ステープルファイバ ,  剥離 ,  剛性 ,  耐荷力 ,  鉄筋コンクリート ,  鉄筋 ,  煉瓦 ,  数値解析 ,  剪断破壊 ,  *破壊モード ,  変形
準シソーラス用語： 限界耐力 ,  短繊維補強コンクリート ,  *変形モード ,  無筋コンクリート

分類 (1件)： ずり処理,支保工,覆工  (RC05040Y)

引用文献 (19件)：

• 1) 朝倉俊弘,小島芳之,安東豊弘,佐藤豊,松浦章夫:トンネル覆工の力学挙動に関する基礎的研究,土木学会論文集,No. 493/III-27,pp. 79-88,1994.
• 2) 今田徹:コンクリート覆工の強度,トンネルと地下,Vol. 8,No. 9,pp. 7-16,1977.
• 3) 岡野法之,仲山貴司,津野究,小島芳之,西藤潤,朝倉俊弘:れんが積み覆工トンネルの耐力評価に関する研究,土木学会論文集F1(トンネル工学),Vol. 49,No. 1,pp. 29-38,2013.
• 4) 真下英人,日下敦,砂金伸治,木谷努,海瀬忍:トンネル覆工の破壊メカニズムと補強材の効果に関する実験的研究,土木学会論文集F,Vol. 64,No. 3,pp. 311-326,2008.
• 5) 鉄道総合技術研究所:鉄道構造物等維持管理標準・同解説(構造物編)トンネル,付属資料-13,2007.

タイトルに関連する用語 (4件)： 山岳トンネル ,  覆工 ,  破壊挙動 ,  研究