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J-GLOBAL ID:201502210990600397   整理番号:15A1320955

アニオン性染料のホルムアミド応答的放出により誘導される薄膜表示多色変化

Thin films exhibiting multicolor changes induced by formaldehyde-responsive release of anionic dyes
著者 (6件):
資料名:
巻: 144  ページ: 816-822  発行年: 2015年11月01日 
JST資料番号: E0324A  ISSN: 0039-9140  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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明確で多様な色変化を用いる応答を表示するホルムアミドのセンシングのための新規方法を報告した。パターン印刷してある顕微鏡スライド板上での一級アミンモノマと添加したコ-モノマの共重合により,一級アミン含有薄膜を得た。アニオン性染料の広範囲の色の吸収後,薄膜を水性ホルムアミド溶液に浸漬した。その結果,溶液中のホルムアミド濃度に応じ薄膜の色が変化することを立証した。ホルムアミド濃度が変化することにより,アニオン性染料が薄膜から放出されるため,広範囲の色変化パターンを示す薄膜のセットを観察することができた。薄膜のカルボニル化合物に対する応答選択性を試験し,その結果,感応性はホルムアミド≫アセトアルデヒド>アセトンの順であった。更に,アミンの構造の効果も試験し,その結果,三級アミノ基を結合している薄膜は実質的にホルムアミドに対する応答を示さないことを見出した。以上の観察により,一級アミノ基の存在が観察可能な色変化に必須であること,およびイミンの形成がホルムアミドに対する応答を生ずる重要な段階であることが明確に分かった。今回提示したホルムアミド-応答システムは,このシステムの生成が比較的簡易でおよび複雑な有機合成を必要としないため有利であり,更には,広範囲のアニオン性染料がこのシステムに適合し,例えば色,荷電,毒性プロファイルおよび価格の項目を選択することができた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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分析機器  ,  有機化合物の物理分析 
物質索引 (7件):
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