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J-GLOBAL ID：201502211065115060   整理番号：15A1069316

クルクミン:糖尿病およびその合併症のための天然物

Curcumin: A Natural Product for Diabetes and its Complications

著者 (7件)： NABAVI Seyed Fazel (Baqiyatallah Univ. Medical Sci., Tehran, IRN) ,  THIAGARAJAN Raman (SASTRA Univ., Thanjavur, IND) ,  RASTRELLI Luca (Universita di Salerno, Fisciano (SA), ITA) ,  DAGLIA Maria (Univ. Pavia, Pavia (PV), ITA) ,  SOBARZO-SANCHEZ Eduardo (Universidad de Santiago de Compostela, ESP) ,  ALINEZHAD Heshmatollah (Univ. Mazandaran, Babolsar, IRN) ,  NABAVI Seyed Mohammad (Baqiyatallah Univ. Medical Sci., Tehran, IRN)
資料名： Current Topics in Medicinal Chemistry  (Current Topics in Medicinal Chemistry)
巻： 15  号： 23  ページ： 2445-2455  発行年： 2015年 
JST資料番号： W2393A  ISSN： 1568-0266  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 不明 (ARE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クルクミンは多年生植物Curcuma longa L.の黄色生物活性色素であり,抗酸化,抗炎症,抗腫瘍,神経保護および抗糖尿病など広範囲な生理的,薬理学的活性を持っている。クルクミンの抗糖尿病活性は,その酸化ストレスや炎症を抑制する能力によるものであろう。さらにそれは,糖尿病で誘導される内皮の機能異常に対し有用な役割を持ち,NF-κBの下方調節を誘導する。クルクミンは,コラーゲンの架橋や過剰な糖化に対し保護的役割を示し,これによって過剰な糖化最終産物による糖尿病合併症を軽減する。クルクミンは,血糖を低下させ,糖尿病ラットにおいてポリオール経路を調節することにより,グリコシル化ヘモグロビンのレベルも減少させる。それは,糖尿病動物において,破骨細胞形成と,AP-1転写因子c-fosおよびc-junの発現を阻害することにより,増加した骨吸収を抑制する。まとめると,科学文献は,クルクミンが抗糖尿病効果を持ち,糖尿病合併症を軽減することを示している。ここで我々は,糖尿病とその合併症に対するクルクミンの有益な役割を,その作用機序に重点をおいて議論する。

シソーラス用語： *ウコン ,  色素 ,  酸化防止 ,  *消炎作用 ,  抗腫瘍作用 ,  薬理作用 ,  血糖降下作用 ,  酸化ストレス ,  NFκB ,  糖化 ,  架橋【高分子】 ,  ヘモグロビン ,  破骨細胞 ,  AP-1因子 ,  *骨吸収 ,  合併症 ,  糖尿病 ,  ジエン ,  フェノール類 ,  フェノールエーテル ,  エノン ,  ジケトン
準シソーラス用語： Curcuma longa ,  グリコシル化ヘモグロビン ,  コラーゲン架橋 ,  抗炎症作用 ,  *抗酸化 ,  *抗糖尿病作用 ,  神経保護効果

分類 (4件)： 代謝異常・栄養性疾患の治療  (GD05030F) ,  糖質代謝作用薬の臨床への応用  (GW13030B) ,  消炎薬の基礎研究  (GW15010T) ,  抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

物質索引 (1件)： クルクミン

タイトルに関連する用語 (4件)： クルクミン ,  糖尿病 ,  合併症 ,  天然物