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J-GLOBAL ID:201502211068248370   整理番号:15A1170795

炭水化物モデル化合物の立体配置の違いが酸素脱リグニン条件下における活性酸素種との反応に及ぼす影響

Effect of stereo-configurational difference of carbohydrate model compound on the reaction with active oxygen species under oxygen delignification conditions
著者 (3件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 510-516  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: L3386A  ISSN: 1435-0211  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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立体配置の違いが,酸素脱リグニンに類似した条件下でのO2とフェノール類との反応によりその場で発生した活性酸素種(AOS),あるいは,アルカリ性条件下でH2O2の分解により発生したオキシルアニオンラジカル,ヒドロキシルラジカルの共役塩基,と,炭水化物モデル化合物との反応に及ぼす影響について検討した。フェノール類として,2,4,6-トリメチルフェノールまたは4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジルアルコール(バニリルアルコール)を用いた。使用した炭水化物モデル化合物は,メチルβ-D-グルコピラノシド(MGPβ)およびその4つのエピマ,メチルα-D-グルコピラノシド(MGPα),メチルβ-D-マンノピラノシド(MMP),メチルβ-D-アロピラノシド(MAP)およびメチルβ-D-ガラクトピラノシド(MGaP)であった。これらの安定性はMGPα>MGPβ>MMP>MGaP>MAPの順で,炭水化物モデル化合物の反応性は立体配置の違いがどこにあるかに顕著に依存していることを示していた。MGPβおよび他の炭水化物モデル化合物の一対がAOSと反応した場合には,MMPの共存のみがMGPβの分解を促進した。これらの結果から,系内におけるAOSの特性は,フェノール類のタイプ,AOSの発生源,だけではなく,炭水化物モデル化合物のタイプにも依存していると考えた。Copyright 2015 The Japan Wood Research Society Translated from English into Japanese by JST.
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木材化学  ,  各種パルプの製造 
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