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J-GLOBAL ID：201502211073014663   整理番号：15A1407150

布製超音速パラシュートの空力特性

Experimental Investigations on Flexible Parachutes in Supersonic Flow

著者 (8件)： 田口正人 (名古屋大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻) ,  仙波直樹 (名古屋大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻) ,  岡田道尚 (名古屋大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻) ,  安井一平 (名古屋大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻) ,  安井一平 (現 日本飛行機株式会社) ,  北村圭一 (横浜国立大学大学院工学研究院システムの創生部門) ,  森浩一 (名古屋大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻) ,  中村佳朗 (中部大学大学院工学研究科機械工学専攻)
資料名： 日本航空宇宙学会論文集  (Journal of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences)
巻： 63  号： 6  ページ： 241-247 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： L3565A  ISSN： 1344-6460  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 火星などの惑星探査では,高速で大気圏に突入した宇宙機を十分に減速させるため信頼性の高いパラシュートが用いられる。本研究では超音速風洞を用いて布製パラシュートの実験模型を試験しパラシュートの定常状態における空力特性と射出時の開傘過程を解析した。結果として,1)抗力係数Cdはカプセルの後流の影響を受け,カプセルの直径dとキャノピの直径D₀の比(d/D₀)が0.5のときCdは0.8程度となり,この比が大きくなるにつれ低下し,振動が大きくなる。傘布(本研究ではポリエステル,薄いナイロン,厚いナイロンの3種類)を変化させた場合,Cdは傘布の空気透過性が大きいほど小さくなり,柔軟性が低いほどCdの変動が大きくなることが示唆された。またキャノピ運動がCdの変動量に影響を与えた。2)開傘時には抗力の平均値の約1.7倍の開傘荷重が見られた。

シソーラス用語： *パラシュート ,  *風洞試験 ,  柔軟性 ,  *空力特性 ,  超音速流 ,  火星 ,  惑星探査 ,  抗力係数 ,  ポリエステル ,  ナイロン ,  宇宙飛行体 ,  大気圏突入
準シソーラス用語： カプセル型宇宙船

分類 (1件)： その他の飛しょう体の力学的事項  (QK02070H)

タイトルに関連する用語 (3件)： 超音速 ,  パラシュート ,  空力特性