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J-GLOBAL ID：201502211087210472   整理番号：15A0341098

布の厚さおよび低温側境界条件が布の接触冷温感の評価値に与える影響

The Effect of Fabric Thickness and the Boundary Condition at Lower Temperature Side on Fabric Warm/Cool Feeling

著者 (2件)： 米田守宏 (奈良女大 生活環境) ,  角有沙子 (奈良女大 大学院人間文化研究科)
資料名： Journal of Textile Engineering  (Journal of Textile Engineering)
巻： 61  号： 1  ページ： 1-11  発行年： 2015年02月15日 
JST資料番号： L5665A  ISSN： 1346-8235  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 布の接触冷温感の客観的評価値qmaxに及ぼす低温側境界条件および布厚さの影響について,理論および実験を通じて検討を行った。はじめに,有限厚さの熱不良導体からなる試料布を含む測定装置系のモデルを用いて計算を行い,厚さ対qmax値の関係を理論的に導いた。試料の熱拡散率kによって決定される限界厚さdcr以上では,qmax値は低温側境界条件に拘わらず試料の熱浸透率によって決定される試料固有の一定値を示すことが示された。試料厚さがdcrより小さくなるとqmax値は大きい方にずれていくことが示された。次に,理論的に導かれた厚さ対qmax値の関係を2通りの実験を行うことにより検討した。実験Iの薄手生地グループの場合,ある厚さ以下ではqmax値が大きく増加する現象を認め,実験IIの同種多層布の場合でも,ある厚さ以下ではqmax値が大きく増加する現象を認め,qmax値対厚さに関して理論的に予測される傾向を裏付けているものと考えられた。

シソーラス用語： *熱流束 ,  最大値 ,  初期 ,  感覚 ,  *厚み ,  *境界条件 ,  非定常熱伝導 ,  布 ,  モデリング ,  解析 ,  計算 ,  理論 ,  *温冷感 ,  理論計算
準シソーラス用語： *初期熱流束最大値 ,  理論解析

分類 (4件)： 関連産業  (YM01060D) ,  材料学  (YM02040O) ,  繊維物理  (YM02020S) ,  織布  (YM05040J)

引用文献 (5件)：

• [1] Yoneda M (2012) Jpn Res Assn Text End-uses, 53, 201-207
• [2] Kawabata S, Akagi Y (1977) J Text Mach Soc Japan (predecessor journal of J Text Eng), 30, 13-22
• [3] Yoneda M, Kawabata S (1981) J Text Mach Soc Japan (predecessor journal of J Text Eng), 34, 199-208
• [4] Yoneda M, Kawabata S (1981) J Text Mach Soc Japan (predecessor journal of J Text Eng), 34, 183-193
• [5] Senoo J, Yoneda M, Niwa M (1985) J Home Economics of Japan, 36, 241-250

タイトルに関連する用語 (4件)： 布 ,  低温 ,  境界条件 ,  評価