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J-GLOBAL ID：201502211179370476   整理番号：15A0679197

超音波振動するドリルによる加工特性向上 第1報:食い付き性の改善と振動モードの影響

著者 (3件)： 磯部浩已 (長岡技科大 機械系) ,  山田和也 (長岡技科大 大学院) ,  原圭祐 (一関工高専)
資料名： 砥粒加工学会誌  (Abrasive Technology)
巻： 59  号： 6  ページ： 328-333  発行年： 2015年06月01日 
JST資料番号： L0473A  ISSN： 0914-2703  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ドリル加工において,工具を超音波振動させることで,加工抵抗の低減や切りくずの分断による排出性向上などの効果が知られている。本研究では,チタン合金Ti-6Al-4Vに対する直径1mm以下の小径ドリル加工について,実験的に超音波振動重畳の効果を検証する。加工初期段階における高速度カメラを用いた撮影および切りくずの観察によって,とくに工具と被削材が接触した直後の切削状況について実験的に検証した。その結果,被削材に振動するドリルのチゼルが被削材に食い込むことで,穴位置のずれが抑制されることがわかった。また,断続切削の条件下では,切りくずが断片化し,工具寿命も飛躍的に延びることが確認された。また,ドリルの振動モードがバリや穴位置のばらつきに与える影響について実験的に明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *振動切削 ,  超音波加工 ,  超音波振動 ,  *ドリル加工 ,  ドリル ,  微細加工 ,  *切削性 ,  部分 ,  *工作物 ,  Ti-6Al-4V合金 ,  小口径 ,  切り屑 ,  その場観察 ,  *切削試験 ,  切削 ,  断続運転 ,  *振動モード ,  工具寿命 ,  間隙 ,  位置
準シソーラス用語： *超音波振動切削 ,  *マイクロドリル加工 ,  食付き部 ,  *食い付き性 ,  小径ドリル ,  断続切削 ,  位置ずれ

分類 (1件)： その他の切削  (QC02040C)

引用文献 (9件)：

• 1) A. KATSUKI, H. ONIKURA, T. SAJIMA, Y. Yamashita. N. Ide, K. Saisho and K. Ikeda: Development of a Deep-Hole Laser-Guided Boring Tool Using Piezoelectric Traslators, J. Jpn. Soc. Prec. Eng., 62, 7 (1996) 994 (in Japanese).
• 2) K. SHINOZAKI, A. IKUTA, H. MASUDA, Y. YAMANE, H. KUROKI, M. ARITOSHI and Y. FUKAYA: Fundamental Study on Adhesion Mechanism of Difficult-to-Machine Materials during Cutting, J. Jpn. Soc. Prec. Eng., 66, 2 (2000) 224 (in Japanese).
• 3) H. ONIKURA: Precision processing-Vibration cutting- : Basics and application, Jikkyo Shuppan Co., Ltd., (1979) (in Japanese).
• 4) H. ONIKURA, O. OHNISHI, J. FENG, T. KANDA and T. MORITA: Effects of Ultrasonic Vibration on Machining Accuracy in Microdrilling, J. Jpn. Soc. Prec. Eng., 62, 5 (1996) 676 (in Japanese).
• 5) H. SASAHARA and K. HARADA: Cutting Mechanism on Ultrasonic Vibration Cutting, J. Jpn. Soc. Prec. Eng., 70, 9 (2004) 1191 (in Japanese).

タイトルに関連する用語 (4件)： 超音波振動 ,  ドリル ,  加工特性 ,  振動モード