抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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表面性状を制御して表面機能を改善するテクスチャリング技術が広く認知され,輪郭曲線(断面)から表面へと拡がりを持たせた測定手法が一般的となってきており,三次元表面性状に関するISO規格がかなり整備されてきている。本稿では三次元表面性状に関する規格の概要を説明した。まず,「表面性状関連ISO規格の概要」と題して,表面性状に関する規格を審議しているISO/TC213のWG(Working Group)15,16に触れ,ここで三次元表面性状に関する規格が,測定機に関するもの,校正等に関するもの,フィルタ処理に関するもの,図面指示・パラメータに関するものに分類されていると述べ,各分類について概説した。次に「留意すべき変更点」において,波長成分の考え方(粗さとうねりの廃止)に触れ,三次元表面性状において,輪郭曲線方式からの最も大きな変更点は,表面波長に関する考え方で,この考え方の変更によって産業界では混乱が予想されると述べた。