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J-GLOBAL ID:201502211295720493   整理番号:15A0977372

1-MCP処理した洋ナシ品種Abbe’ Fe’telの果実の追熟,エチレン生成,テキスチャに及ぼす貯蔵条件(期間,温度,大気組成)の影響

Influence of storage (time, temperature, atmosphere) on ripening, ethylene production and texture of 1-MCP treated ‘Abbe Fetel’ pears
著者 (3件):
資料名:
巻: 109  ページ: 20-29  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: W1912A  ISSN: 0925-5214  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Abbe’ Fe’telは,イタリアで最も重要な洋ナシの品種であるが,貯蔵中に表皮のやけ症(superficial scald)及び軟化やけ症(soft scald)が発生しやすく,前者は,収穫直後の1-MCP(1-メチルシクロプロペン)処理及び積極的なCA(DCA)によって効果的に防ぐことができる。しかしながら,1-MCP処理果は-0.5°Cで貯蔵すると追熟が阻害され,DCA処理果は,貯蔵中,特に長期貯蔵中の軟化やけ症の発生を助長する。本研究の目的は,収穫後の処理条件(貯蔵時の大気組成,温度,期間)によって,1-MCP処理したAbbe’ Fe’tel種洋ナシ貯蔵中の追熟能力がどの程度変えられるか調べることである。そこで,1-MCP処理した果実及び未処理の果実を,普通大気(NA)条件,普通CA条件,DCA条件のそれぞれと-0.5または1°Cを組み合わせた条件28日間貯蔵し,貯蔵中の追熟状況を,クロロフィル含量に関連した分光熟度指数,カロチノイド含量に関連したカロチノイド指数,エチレン生成量,地肌色,果肉の物理特性,可溶性固形物含量,滴定酸度を測定して評価した。その結果,1-MCP処理は,処理した果実を-0.5°C下で貯蔵した場合,大気組成,貯蔵期間に関係なく,エチレン生成量を低下させ,表皮の黄化及び果肉の軟化を遅らせる効果があった。また,1°Cで貯蔵した場合は,NA条件下では,貯蔵中の硬度と緑色の保持はうまくいったが,テキスチャの顕著な低下や地肌の色の進行などは抑制できなかった。貯蔵中の追熟は,DCA条件下では見られず,普通CA条件下では,1°Cでの貯蔵28日後の調査時だけで見られた。これに対して,NA条件下では見られ,その進行は-0.5°C下よりも1°C下での貯蔵で早く起こった。NA条件下で貯蔵した果実では,分光熟度指数は滴定酸度及びエチレン生成量との間で,またカロチノイド指数は果肉の機械特性との間で良い相関が見られ,これらによって貯蔵中に追熟した果実を見分けることができた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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果実とその加工品  ,  食品製造・加工・保蔵法一般  ,  食品の冷凍・冷蔵 
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