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J-GLOBAL ID：201502211401984446   整理番号：15A1041722

水素分子からの外部誘因コヒーレント二光子放出

Externally triggered coherent two-photon emission from hydrogen molecules

著者 (9件)： MIYAMOTO Yuki (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  HARA Hideaki (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  MASUDA Takahiko (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  SASAO Noboru (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  TANAKA Minoru (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  UETAKE Satoshi (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  YOSHIMI Akihiro (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  YOSHIMURA Koji (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  YOSHIMURA Motohiko (Okayama Univ., Okayama, JPN)
資料名： Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web)  (Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web))
巻： 2015  号： 8  ページ： 081C01 (WEB ONLY)  発行年： 2015年08月 
JST資料番号： U0548A  ISSN： 2050-3911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 外部照射中赤外パルスに誘因された分子水素の励起振動状態からの,二光子放出のコヒーレント増強を報告した。内部生成第四Stokes光子に誘因された二光子放出は以前に観測した。独立な中赤外パルスを外部から射出することにより,実験パラメータを制御し一層詳しく機構を調べることが可能になる。ここでは外部誘因パルスを用いて二光子放出を記述した。そのスペクトルとエネルギー依存性と誘因パルスの適時選択を与え,Maxwell-Bloch方程式に基づく数値シミュレーションも行った。測定された放出光子数は6×10¹¹光子/パルスであり,自然放出からの増強因子は10¹⁸以上である。この値は以前の実験よりも3桁大きい。放出過程の外部制御はニュートリノ対の放射放出の弱過程の観測に不可欠であると思われる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *二光子放出 ,  *水素 ,  コヒーレント光 ,  励起状態 ,  *実験 ,  Maxwell-Bloch方程式 ,  *実験制御
準シソーラス用語： Stokes光 ,  実験計画 ,  水素分子 ,  素粒子実験 ,  中赤外線

分類 (2件)： 光子による反応・散乱  (BG04020R) ,  電磁過程とハドロンの電磁的性質  (BF03060Z)

引用文献 (9件)：

• E. L. Hahn, Phys. Rev. 77, 297 (1950).
• E. L. Hahn, Phys. Rev. 80, 580 (1950).
• R. H. Dicke, Phys. Rev. 93, 99 (1954).
• A. Fukumi, S. Kuma, Y. Miyamoto, K. Nakajima, I. Nakano, H. Nanjo, C. Ohae, N. Sasao, M. Tanaka, T. Taniguchi, S. Uetake, T. Wakabayashi, T. Yamaguchi, A. Yoshimi, and M. Yoshimura, Prog. Theor. Exp. Phys. 2012, 04D002 (2012).
• Y. Miyamoto, H. Hara, S. Kuma, T. Masuda, I. Nakano, C. Ohae, N. Sasao, M. Tanaka, S. Uetake, A. Yoshimi, K. Yoshimura, and M. Yoshimura, Prog. Theor. Exp. Phys. 2014, 113C01 (2014).

タイトルに関連する用語 (3件)： 水素分子 ,  コヒーレント ,  光子放出