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J-GLOBAL ID:201502211452368553   整理番号:15A1223121

休眠期に放射性セシウム汚染されたモモ[Prunus persica(L.)Batsch]およびカキ(Diospyros kaki Thunb.)における高圧洗浄機を用いた樹皮除染の効果

Decontamination Effects of Bark Washing with a High-pressure Washer on Peach [Prunus persica (L.) Batsch] and Japanese Persimmon (Diospyros kaki Thunb.) Contaminated with Radiocaesium during Dormancy
著者 (7件):
資料名:
巻: 84  号:ページ: 295-304 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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モモ[Prunus persica(L.)Batsch]とカキ(Diospyros kaki Thunb.)を供試し,福島第一原子力発電所事故の放射性降下物により休眠期汚染された落葉果樹に対する高圧洗浄機を用いた樹皮洗浄による放射性セシウムの除染効果を検証した.夏季洗浄処理として18年生モモ’あかつき’を供試し,2011年7月5日と27日の2回にわたり,樹皮洗浄処理を実施した.休眠期洗浄処理として2011年12月21日に30年生カキ’蜂屋’,2012年1月24日に7年生モモ’川中島白桃’を供試し,樹皮洗浄処理を加えた.高圧洗浄処理によりカキではほぼ全ての粗皮がはく離したが,モモの表皮はほとんどはく離しなかった.2011年夏季に洗浄処理されたモモ’あかつき’の果実中137Cs濃度は洗浄による有意差は認められなかった.2011年から2012年の冬季に洗浄処理されたモモ’川中島白桃’の葉および果実中137Cs濃度は洗浄により有意に減少した.同様にカキ’蜂屋’でも洗浄処理翌年の葉および果実中137Cs濃度は洗浄により有意に減少した.これらの対照的な結果と矛盾しない現象として,汚染された樹皮洗浄液による二次汚染および樹皮からの追加的汚染の可能性について考察を加えた.(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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果樹  ,  環境の汚染及び防止  ,  植物での代謝と蓄積  ,  その他の汚染原因物質 
引用文献 (17件):
  • Antonopoulos-Domis, M., A. Clouvas and A. Gagianas. 1991. Radiocaesium dynamics in fruits trees following the Chernobyl accident. Health Phys. 61: 837-842.
  • Carini, F. and G. Bengtsson. 2001. Post-deposition transport of radionuclides in fruit. J. Environ. Radioact. 32: 215-236.
  • EURANOS. 2009. Generic handbook for assisting in the management of contaminated food production systems in Europe following a radiological emergency, Version 2. <https://euranos.iket.kit.edu/Products/Handbook_for_Food_Production_Systems_version2.pdf>.
  • Imanaka, T. 2012. Chernobyl accident and Fukushima Daiichi NPP accident. Proceedings of the 13th Workshop on Environmental Radioactivity: 17-24 (In Japanese with English abstract).
  • International Atomic Energy Agency. 2010a. Technical reports series No.472, Handbook of parameter values for the prediction of radionuclide transfer in terrestrial and freshwater environments: 99-105.
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