文献
J-GLOBAL ID:201502211738940792   整理番号:15A0333343

微小領域のモデリングと計測 結晶・高分子表面の構造・物性を原子・分子レベルで調べる

著者 (1件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 56-61  発行年: 2015年01月30日 
JST資料番号: L2100A  ISSN: 1343-7860  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
固体の表面を微小な探針で直接触って構造を調べる走査型プローブ顕微鏡(SPM)の内,原子間力顕微鏡(AFM)による微小領域のモデリングと実際の計測の例を紹介した。装置の性能は,原子分解能で示したが,見たい構造とバックグランドを区別するためには,相当程度に平坦な表面を準備する必要があった。摩擦現象や結晶成長については,微小スケールでの観察結果をより大きなスケールで起こっている現象と結びつける方向で研究を展開した。原子平坦な表面の上では,原子一層分の高さの小さなステップでも明瞭に観察できるので,螺旋転位などの格子欠陥の周りでの原子層ステップの動き等を追跡する為にAFMは役立っていた。イオン配列によるステップの方向の安定性の違いを評価するには,結晶の成長実験より溶解実験の方がやりやすくなっていた。また,安定性の高い表面上の溶解過程で生じる直線ステップの移動速度を測ることで,ステップの安定性を定量的に評価可能であった。溶液の組成を変えて溶解実験を行うことにより,結晶面の安定性が共存イオンによりどのように変化するかを知ることができ,例えば天然鉱物は産地により様々に異なる形に成長しており,それらの形がどのような環境中で形成されたかを推定することが可能となっていた。さらに多成分から成る高分子表面についての測定では100°Cくらいまでは温度を上げて測定することが可能であり,温度による相分離構造の変化を調べることができた。PS選択溶媒のリモネンやPI選択溶媒のシクロヘキサンなどで表面を処理した時の表面構造の変化も簡単に観察できた。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
固体の表面構造一般  ,  高分子固体の構造と形態学 
引用文献 (24件):
もっと見る

前のページに戻る