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J-GLOBAL ID：201502211810668040   整理番号：15A0358387

安定化ISPH法による拡張ダルシー則とナビエ・ストークス方程式の統一解法

UNIFIED NUMERICAL ANAYSIS BETWEEN THE EXTENDED DARCY’S LAW AND NAVIER-STOKES EQUATION BY USING STABILIZED ISPH METHOD

著者 (5件)： 森本敏弘 (九州大学大学院 工学府建設システム工学専攻) ,  浅井光輝 (九州大学大学院 工学研究院社会基盤部門) ,  笠間清伸 (九州大学大学院 工学研究院社会基盤部門) ,  藤澤和謙 (京都大学大学院 農学研究科) ,  井元佑介 (九州大学大学院 数理学府数理学専攻)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 70  号： 2  ページ： I.213-I.221 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011年東北地方太平洋沖地震では,津波により防波堤や防潮堤などの港湾施設が甚大な被害を受けた.防波堤や防潮堤の被災メカニズムに関するこれまでの研究・調査により,I. 防波堤前面と背面の水位差に起因して作用する水平力,II. 防波堤の越流水ならびに目地で発生する流水による捨石マウンドの洗掘,III. 浸透流による捨石マウンドの支持力低下に伴うパイピング破壊などが被災の主因として考えられている.本研究では,この中でもIII. の浸透流による防波堤の崩壊現象の解明に焦点をあて,まず基礎段階として,粒子法による地表流(津波)と浸透流の統一解析法を構築した.支配方程式には既往の研究よりナビエ・ストークス方程式と拡張されたダルシーの法則を統一的に記述したものを採用し,粒子法の一種である安定化ISPH法の概念に基づいて定式化している.最後に,簡単な例題を用いて本解析手法の検証を行った.(著者抄録)

シソーラス用語： *防波堤 ,  津波 ,  地表流 ,  *浸透流 ,  越流 ,  基礎 ,  捨石 ,  洗掘 ,  貫孔作用 ,  Darcyの法則 ,  Navier-Stokes方程式 ,  *計算流体力学 ,  砂粒 ,  安定化 ,  非圧縮性流体 ,  流動解析
準シソーラス用語： *安定化ISPH法 ,  拡張ダルシー則 ,  捨石マウンド

分類 (3件)： 不均質流  (BC02060J) ,  移動床,浮遊,沈殿などの水理  (RC10040U) ,  海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (26件)：

• 笠間清伸,善功企,春日井康夫:浸透流に着目したケーソン式混成防波堤の安定性に関する水理模型実験,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol.69,No.2,pp.I_966-I_970, 2013.
• 越塚誠一:粒子法,丸善,2005.
• 田邊将一,浅井光輝,中尾尚史,伊津野和行:3次元粒子法による橋桁に作用する津波外力評価とその精度検証,構造工学論文集,60A,pp.293-302,2014.
• 五十里洋行,後藤仁志,新井智之:海岸崖の侵食過程の計算力学のための流体・弾塑性体ハイブリッドモデルの構築,土木学会論文集 B2(海岸工学), Vol.66,No.1,pp.916-920,2010.
• 野々山栄人,中野正樹,野田利弘:SPH 法による地盤の掘削解析,土木学会論文集 A2(応用力学), Vol.69, No.2(応 用 力 学 論 文集 Vol.16), pp.I_341-I_350,2013.

タイトルに関連する用語 (6件)： 安定化 ,  ISPH法 ,  拡張 ,  ダルシー則 ,  ナビエ・ストークス方程式 ,  解法