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J-GLOBAL ID：201502211865661968   整理番号：15A1335050

「まちづくりの紛争の現在」予防法学-都市計画における住民参加についての一考察

著者 (1件)： 和泉田保一 (山形大 人文学)
資料名： 都市住宅学  (Urban Housing Sciences)
号： 91  ページ： 79-83  発行年： 2015年10月31日 
JST資料番号： L5753A  ISSN： 1341-8157  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 都市計画における住民参加について考察した。予防法学とは,法的リスク(紛争と損失)を制御するためになされるべき活動に関する研究である。「決定前の事前手続きにおける関係者の参加システム」によるリスク制御について検討した。都市計画における住民参加の必要性・正当性とは,1)権利を侵害される利害関係者の人権保障の要請,2)計画の過程や計画裁量に主権者が関与するべきであるという民主主義の要請,3)より優れた公益の内容発見の要請にある。英国では,参加手続の重要な部分については,法的義務として規定されており,手続的権利の侵害が裁判所における決定の破棄理由となる。これに対して,日本の法定手続は相当貧弱であるが,地方公共団体が条例制定により加重的に参加手続を設定することは可能である。

シソーラス用語： *都市計画 ,  *住民参加 ,  制御 ,  *民主主義 ,  *地方自治体 ,  法規 ,  *町づくり ,  事業 ,  公共事業 ,  公益的機能 ,  条例 ,  都市計画事業 ,  土地区画整理事業 ,  リスクコントロール
準シソーラス用語： リスク制御 ,  地方公共団体

分類 (1件)： 都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D)

タイトルに関連する用語 (7件)： まちづくり ,  紛争 ,  予防 ,  法学 ,  都市 ,  計画 ,  住民参加