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J-GLOBAL ID：201502212056268089   整理番号：15A1064864

Visual Analog ScaleおよびLikert Scaleによる主観評価分布の傾向について

著者 (10件)： 渡邉志 (静岡産大 情報) ,  渡邉志 (放送大 静岡学習セ) ,  白濱成希 (北九州工高専) ,  塚本博之 (静岡産大 情報) ,  松本有二 (静岡産大 情報) ,  中川雅文 (国際医療福祉大 病院) ,  宮本和典 (九州女大 人間科) ,  中谷直史 (東京電子専門学校) ,  冨田雅史 (サレジオ工高専) ,  森幸男 (サレジオ工高専)
資料名： バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌  (Journal of Biomedical Fuzzy Systems Association(Hobunshi))
巻： 17  号： 1  ページ： 31-38  発行年： 2015年07月29日 
JST資料番号： L3953A  ISSN： 1345-1537  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スケール調査で用いられる(Likert Scale)は順序尺度であるために主観評価の分布がLS意図せずに偏向する可能性があり,近年比率尺度であるVAS(Visual Analog Scale)が利用されている。本論文では,LSを比率尺度的に取り扱った主観評価値に対してVASによる主観評価値が従っていくと仮定し,対象者を2群に分けて情報スキルに関する主観評価を測定・分析した。本調査ではLSの1~5の5段階の主観調査の回答を0.00,0.25,0.50,0.75,1.00と対応付け,0.00~1.00を回答の取り得る範囲とするVASと比較できるようにした。具体的には,1)携帯電話やPC(Personal Computer)の操作は得意か,2)携帯電話とPCの操作のどちらが得意かについて,LSとVASの主観評価値を箱ひげ図としてプロットした。その結果,主観の強度を調べる1)の主観評価では両者の分布に差が見られ,LSの回答結果が意図せずに偏向する可能性が示唆された。一方,2)のような傾向を調査した場合には両者の分布の差は小さく,回答結果がよい一致を示す可能性が確かめられた。

シソーラス用語： *評価基準 ,  *スケーリング【計数】 ,  主観評価 ,  携帯電話 ,  パーソナルコンピュータ ,  確率分布 ,  偏向 ,  実験 ,  評価試験 ,  調査 ,  専門学校 ,  学生 ,  時間
準シソーラス用語： *VAS ,  PC ,  被験者実験 ,  スケール調査 ,  高等専門学校 ,  操作時間

分類 (1件)： 計測機器一般  (AD02000X)

引用文献 (10件)：

• 渡邉 志,松本有二:情報スキルの定量的解析における Visual Analog Scaleの活用, バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌, Vol.13, No.1, pp.57-62, 2011.
• Liked, R.A Technique for the Measurement of Attitudes, Archives of Psychology (New York), 1932.
• 村尾博:リッカート型項目データの間隔データとしての使用,青森公立大学経営経済学研究, Vol.10, No.2,pp.3-20, 2005.
• 福岡正裕,米延策雄,山本利美雄,多田浩一:養護学校教職員と製造業従事者の腰痛の比較-VAS,PDによる腰痛の定義の導入-, 日本腰痛学会雑誌, Vol.7, No.1, pp.79-88, 2001.
• 森谷きよし,橋本好弘,花園一正,河口明人:Visual Analog Scale(VAS)で評価した救急隊員の勤務時における心身負荷, 体力科學, Vol.52, No.6, p.777, 2003.

タイトルに関連する用語 (4件)： SCALE ,  主観評価 ,  分布 ,  傾向