抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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組込みシステムにおいて,プロセッサの故障にともなう過負荷状態を回避し,制御性能の劣化を最小化することはシステムの信頼性,安全性を保つうえで重要である。プロセッサが過負荷状態に陥ると,デッドラインを満たせないジョブが発生し,それらのジョブの実行に時間を要したために他のジョブのデッドラインミスにも影響する。そこで,過負荷状態において受理するジョブと破棄するジョブを選択し,受理されたジョブのデッドラインが必ず満たされる方法としてジョブスキッピングが考える。しかし,従来研究ではジョブスキッピングパターンを決定するものの,制御性能の劣化を抑える制御器の設計に関してはあまり検討されていない。本論文では。ジョブスキッピングに基づくスケジューリングを用いたリアルタイム制御システム上の最適出力フィードバック制御器の設計を行う。シミュレーションでは,ジョブスキッピングが発生したときに従来の最適出力フィードバック制御器に比べて提案する制御器によって制御性能の劣化が抑えられることを示す。(著者抄録)