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J-GLOBAL ID：201502212211234918   整理番号：15A0327333

競争吸着法によるイカ内臓のカドミウム除去工程のモデル化

Modeling of competitive adsorption process for removing cadmium from squid viscera

著者 (3件)： 関秀司 (北海道大学大学院水産科学研究院) ,  丸山英男 (北海道大学大学院水産科学研究院) ,  川辺雅生 (環境創研株式会社)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 81  号： 1  ページ： 90-96 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 競争吸着法によるイカ内臓溶解物のカドミウム除去工程のモデル化を行った。キレート樹脂とイカ内臓へのカドミウムの吸・脱着挙動はイオン交換反応式によく従った。しかし,競争吸着法によるイカ内臓のカドミウム除去工程においては,イカ内臓に含まれる 2 価金属イオンの影響を受けてキレート樹脂のカドミウム結合定数が著しく低下した。その影響をイカ内臓の固形分濃度の関数として補正することにより,競争吸着工程においてイカ内臓のカドミウム含有量と含水率に応じたキレート樹脂の最適添加量の決定が可能なモデルを導いた。(著者抄録)

シソーラス用語： *イカ ,  *カドミウム ,  *除去 ,  *内臓 ,  *吸着 ,  産業廃棄物 ,  解析 ,  高分子キレート化合物 ,  キレート剤 ,  高分子剤 ,  反応性高分子
準シソーラス用語： キレート高分子 ,  キレート樹脂 ,  モデル解析 ,  *競争吸着 ,  *重金属除去 ,  水産廃棄物

分類 (2件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  廃棄物処理  (FJ02024G)

引用文献 (14件)：

• 1) 佐藤敦一.イカ内臓(イカゴロ)を魚の餌に有効利用.北水試月報 2005; 68: 15.
• 2) 栗原秀幸,渡川初代,羽田野六男.イカ肝臓中のカドミウム濃度及びその除去法の試み.北海道大学水産学部研究彙報 1993; 44: 32-38.
• 3) 栗原秀幸,新井信太郎,羽田野六男.ホタテガイ中腸腺中のカドミウム濃度及びその除去法の試み.北海道大学水産学部研究彙報 1993; 44: 39-45.
• 4) 嶋影和宜,平井伸治,戸田茂雄,山本 浩.希硫酸浸出/電解プロセスによる水産系廃棄物(通称イカゴロ)からの重金属イオンの除去.室蘭工業大学紀要 2003; 53: 23-28.
• 5) 若杉郷臣,富田恵一,長野伸泰,作田庸一.イカ内臓の処理・利用技術の開発(第 1 報)—脱脂・重金属除去方法の基礎的検討—.北海道立工業試験場報告 2002; 301: 39-47.

タイトルに関連する用語 (6件)： 競争吸着 ,  イカ ,  内臓 ,  カドミウム ,  除去工程 ,  モデル化