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J-GLOBAL ID:201502213152872392   整理番号:15A0949053

外傷性脳損傷後に移植した神経幹細胞の分化動力学に関するポリマーナノビヒクル制御の空間時間的リアルタイムイメージング

Polymeric Nanovehicle Regulated Spatiotemporal Real-Time Imaging of the Differentiation Dynamics of Transplanted Neural Stem Cells after Traumatic Brain Injury
著者 (13件):
資料名:
巻:号:ページ: 6683-6695  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: W2326A  ISSN: 1936-0851  CODEN: ANCAC3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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幹細胞は,強力な自己複製能力や分化能力を有しており,これを利用した治療法は長く使用されてきている。本研究において著者らは,外傷性脳損傷(TBI)のマウスモデルを使用し,非侵襲的に移植した神経幹細胞(NSC)の分化動力学を調べた。ニューロンへのNSC分化促進を目的として,レチノイン酸(RA)の持続的放出が可能な強健なナノ粒子システム(ナノビヒクル)を調製し,特殊なニューロンサブタイプへのNSC分化促進を試みた。このナノビヒクルのコア部分は生分解性ポリエステルで出来ており,コアを保護するシェル部分はリン脂質で構成されているが,これらの素材が生物学的適合性に優れていることから,RA搬送の効果的キャリアとなり,in vivoでのNSC分化の制御が可能となった。NSCの分化は,その多くがNSC分化時のRA由来細胞外信号に依存している。しかし,細胞培養培地中のRAは,有効性が低く半減期が短いことから,通常はNSCの分化不全に繋がるため,これを避けるためには,高濃度(1μM)のRAを使用し,インキュベーション時間の拡張(2~3日)が必要である。しかし,こうした処理は,NSCに対して潜在的毒性として作用する可能性がある。著者らが設計したナノビヒクルを使用することで,上記副作用の回避が可能となり,さらに重要なこととして,生きている動物中での成熟したニューロンへの実質的NSC分化が可能となる。移植NSCの分化をリアルタイムで追跡する目的で,ニューロン成長関連遺伝子tubb3(βIIIチューブリン)プロモーターをクローン化し,生物発光イメージングに役立つレポーター遺伝子ホタルルシフェラーゼの発現を試みた。イメージング試験の結果より,移植NSCが脳損傷部位へと向かう際に,遊走,増殖,分化,およびアポプトーシスが起こることがわかった。
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分類 (4件):
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神経の基礎医学  ,  生物科学研究法一般  ,  有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  ,  細胞学一般 
物質索引 (1件):
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