抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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要介護者と介護者間により良い対人関係をもたらす介護服のデザインを明らかにするために,全国の介護老人福祉施設と介護老人保健施設を対象に介護服の実態調査を実施した。その結果,以下が明らかになった。1)全体の78.2%の施設は介護服を指定しており,全体の85.2%は介護服を魅力ある施設作りの要素と捉えており,介護職員の体形や年齢に配慮して介護服を採用していた。採用している介護服の多くは,上衣はポロシャツ,下衣はパンツであった。2)全体の80.2%は介護服の採用に介護職員の意見を取り入れており,素材に対しては,速乾性,伸縮性,透け防止に配慮していた。動きやすさのためには,上衣と下衣ともにゆとりのあるものを多く採用していた。3)要介護者の視点に立った配慮では,「清潔なイメージ」を要介護者に与える配慮が最も高かった。4)全体の48.6%の施設は今後介護服の検討を予定し,その内容は素材,色,スタイルであった。