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J-GLOBAL ID:201502213452288838   整理番号:15A0784469

灌漑用揚水水車の最近30年間における存廃要因に関する検討

Clarification of the Continuation or Abolishment of Irrigation Water Wheel Usage over the Past 30 Years
著者 (5件):
資料名:
号: 297  ページ: II.43-II.53  発行年: 2015年06月25日 
JST資料番号: S0345A  ISSN: 1882-2789  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究は,揚水水車に関する現地での存廃状況の確認と存廃理由の聞き取り,諸元の測定を通じ,今日においても揚水水車が灌漑を目的として利用され続けるための条件を明らかにした。灌漑目的での利用は1980年代のおよそ3割に減少したが,新設された事例も見られた。聞き取り調査の結果,廃止された理由としては,上位技術への更新や,受益地を水田以外に変更したこと,更新が不可能であることが,一方存続理由は費用の都合や,用水路を堰上げずに分水可能であることが,それぞれ挙げられた。また諸元ごとに存廃の差を見ると,直径と受益水田面積で両者間に有意な差が見られた。以上から,揚水水車が今日においても灌漑目的で利用されるための条件は,直径が1.5~2.5m程度で利用が可能であることに加え,燃料代の軽減や受益地から得られる収益等で規定される費用上の利点を持つことと考えられた。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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農業土木  ,  水車 
引用文献 (13件):
  • 平岡昭利(1984a):九州における水車動力利用の残存形態, エネルギー史研究, 13, 97-105.
  • 平岡昭利(1984b):鹿児島県における水車動力利用の残存形態, 鹿児島女子短期大学紀要, 19, 37-46.
  • 平岡昭利(1992):九州水車風土記, 古今書院.
  • 廣瀬裕一(2009):わが国における灌漑用揚水水車の存廃要因と利活用について, 農業農村工学会誌, 77(12), 13-16.
  • 今谷 明(1984):わが国中世使用揚水車の復元, 国立歴史民族博物館研究報告, 4, 17-56.
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