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J-GLOBAL ID：201502213808520684   整理番号：15A1005909

920MHz工場内通信を想定した協調伝送方式の耐障害性に関する実験的評価

Experimental Evaluations on Fault Tolerance of Cooperative Transmission System for 920MHz Wireless Communication in Factory

著者 (2件)： 津村康介 (明治大 大学院理工学研究科) ,  井家上哲史 (明治大 大学院理工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 115  号： 158(RCC2015 17-40)  ページ： 21-26  発行年： 2015年07月22日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では工場内という特殊な環境を想定した協調伝送方式の特性を明確にした。特に,障害物が多く存在する見通し外環境において考察する。協調伝送方式は,通信路の状態が悪い時に,送信電力を単純に増やすのではなく中継機による迂回路を用いることで低消費電力,耐障害性をもたらす。これまでシミュレーションによる評価はや,見通し内環境での実験による評価は行われてきた。しかし見通し外通信での評価はあまり議論されてこなかった。そこで,本稿では920MHz帯小型無線モジュールを用いて実験を行った。受信信号強度とパケット誤り率の観点から協調伝送方式の耐障害性について評価した。また,直接通信と協調伝送方式の二つの方法での比較を行った。今回用いた中継方式はソースノードが再送指示を出すモデルである。今回用いた工場内通信において直接通信方式と比べて,協調伝送方式を用いるとパケット誤り率の部分で約70%の改善が見られ,障害物が多く存在する見通し外実環境において有効であることを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ダイバーシチ通信 ,  *フォールトトレランス ,  評価 ,  見通し外伝搬 ,  回路モジュール ,  信号特性 ,  誤り率 ,  *工場
準シソーラス用語： パケット誤り率 ,  *協調伝送 ,  見通し外通信 ,  実験評価 ,  受信信号強度 ,  *耐障害 ,  無線モジュール

分類 (2件)： 無線通信一般  (ND08010L) ,  通信網  (ND07030A)

引用文献 (6件)：

• 片山正昭,“[招待論文]無線通信システムの超高信頼性化を目指して“,信学技報,IT2002-14,2002-7.
• 久保正樹,安在大祐,原晋介,“無線マルチホップ通信の高信頼性化のための協調ノード選択法“,信学技報,WBS2010-27,2010-10
• 齋藤陽介,井家上哲史,“移動する障害物による通信品質の影響に対する協調伝送方式の高信頼・低遅延性評価“,信学技報,RRRC2013-33, p23-38,2014-1.
• 津村康介,齋藤陽介,井家上哲史,“協調伝送方式による制御通信の通信品質に対する協調ノード位置と送信電力に関する評価“,信学総大,B-18,2014-3.
• 落合秀樹,“[招待講演]協調リレー通信における理論と実際“,信学技報,IN2014-10,RCS2014-24

タイトルに関連する用語 (7件)： 工場 ,  想定 ,  協調 ,  伝送方式 ,  耐障害 ,  実験 ,  評価