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J-GLOBAL ID：201502213882912462   整理番号：15A1030962

チクゴスズメノヒエからの温室効果ガスの発生

著者 (2件)： 高野典礼 (石川工高専) ,  田中幹大 (石川工高専)
資料名： 河北潟総合研究  (Kahokugata Lake Science)
巻： 18  ページ： 11-14  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： L8114A  ISSN： 1882-6830  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 河北潟及び周辺水路に発生するチクゴスズメノヒエの害は在来種駆逐や水路弊害に留まらず,枯死堆積による温室効果ガス排出源ともなる。室内における消化汚底泥を用いてのメタン発酵試験から,最大排出量の算定,及び温暖化寄与の高い稲わらとの比較,更に底泥を用いた実際の排出量算定を行った。1gのチクゴスズメノヒエ(葉)から,最大8.6Lの温室効果ガスが発生し,チクゴスズメノヒエの葉は稲わらの2.9倍の温室効果ガスを発生させることが明らかとなった。また,河北潟干拓地中央幹線排水路下流側では上流側に比べ,チクゴスズメノヒエからの排出量が多いことも認められた。(著者抄録)

シソーラス用語： *温室効果ガス ,  ラグーン ,  メタン発酵 ,  試験 ,  *スズメノヒエ属 ,  外来種 ,  *堆積 ,  泥土 ,  稲藁 ,  比較試験 ,  *河北潟 ,  キシュウスズメノヒエ ,  底泥土
準シソーラス用語： Paspalum distichum ,  *チクゴスズメノヒエ ,  *メタン発酵試験 ,  枯死堆積 ,  底泥

分類 (3件)： 湖沼汚濁  (SB02030Q) ,  大気汚染一般  (SB03010B) ,  植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (7件)：

• 麓 多門・柳原哲司・齋藤 隆・八木一行. 2010. 農地からの温室効果ガス発生量の推定-プロセスモデルによるアプローチ-. 土壌の物理性. 114:49-52.
• 環境省. 2015. 平成27年3月 温室効果ガス排出量算定方法に関する検討結果 農業分野における排出量の算定方法について(農業分科会). http://www.env.go.jp/earth/ondanka/santeiho/kento/h2703/04.pdf.
• 永坂正夫. 1977. 河北潟の水生植物相の現状. 河北潟総合研究. 1:3-8.
• 永坂正夫. 2011. 河北潟湖岸に生息するチクゴスズメノヒエ群落水面下の溶存酸素量の空間分布. 河北潟総合研究. 11:21-28.
• 大月紳司・池本良子・高野典礼・中出貴大・中木原江利. 2011. 膨張軟化処理による草木質系バイオマスのメタン発酵の促進. 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集. 22(0):142-142.

タイトルに関連する用語 (1件)： 温室効果ガス