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J-GLOBAL ID:201502213903504769   整理番号:15A1089453

照射した糖含有植物材料(シャクヤク根)の吸収線量のESR法による評価

Evaluation of absorbed dose in irradiated sugar-containing plant material (peony roots) by an ESR method
著者 (3件):
資料名:
巻: 117  ページ: 41-47  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: D0627A  ISSN: 0969-806X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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照射した植物材料の電子スピン共鳴(ESR)信号強度と糖含量との関係をシャクヤク根を用いてスペクトル解析により研究した。根で弱いバックグラウンド信号をg=2.005付近に観測した。10kGy照射後ESR線は広がり強度を増し,スペクトル特性は結晶性糖含有食品の典型的スペクトルに類似した。遊離ラジカル濃度は照射後30日間ほぼ安定であった。シャクヤク根の照射30日後のスペクトルを仮定した6成分,a)蔗糖,b)グルコース,c)フルクトース,d)セルロース,e)バックグラウンドg=2.005付近の信号,およびf)未確認成分から導かれるラジカルの信号の和を用いてシミュレートした。6成分を用いてシミュレートしたスペクトルは観測した試料スペクトルと一致した。蔗糖ラジカルの信号強度は20kGyまで比例して増加した。さらに蔗糖ラジカル信号の強度は試料の蔗糖含量と強く関係づけできた。結果によるとシャクヤク根の蔗糖の放射線感度は他の植物成分に影響されない。また試料中で蔗糖含量は他の糖のそれより高く,スペクトルの全面積と蔗糖含量との間によい相関を認めた。シャクヤク根ではESR信号強度からの吸収線量の評価を蔗糖含量に基づくキャリブレーションで可能になる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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有機物質中のラジカルの物理分析  ,  有機化合物のEPR  ,  生薬一般 

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