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J-GLOBAL ID：201502214284867084   整理番号：15A1232265

「日本における衝突研究の軌跡」超高速衝突実験が明らかにした衝突蒸発現象・化学反応過程

著者 (3件)： 杉田精司 (東大) ,  桑原秀治 (東大) ,  黒澤耕介 (千葉工大 惑星探査研究セ)
資料名： 日本惑星科学会誌 遊・星・人  (Planetary People)
巻： 24  号： 3  ページ： 181-190  発行年： 2015年09月25日 
JST資料番号： L2588A  ISSN： 0918-273X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超高速天体衝突で生じる蒸発現象は惑星大気形成にとって重要だが,ケイ酸塩岩の蒸発は10km/s超の高速度でないと高い効率で生じないため実験的研究が困難であった。しかし,この事情はレーザー銃の開発と2段式軽ガス銃の進歩によって大きく変化した。また,高速分光法および質量分析法の開発も衝突脱ガス気体の分子組成計測の実現に重要な役割を果たした。これらの実験手法の進歩は,理論計算とともに惑星大気の進化過程の理解に大きな進展をもたらした。本稿では,最近の研究によって確立した実験手法を紹介しながら,それらの実験が明らかにした衝突蒸気雲の描像と惑星大気進化への影響を解説する。(著者抄録)

シソーラス用語： 衝突 ,  蒸発 ,  *惑星大気 ,  スペクトル ,  蒸気 ,  分配 ,  化学組成 ,  炭酸塩岩 ,  クレータ ,  惑星 ,  *天体衝突 ,  *隕石衝突
準シソーラス用語： エネルギー分配

分類 (1件)： 惑星  (DB04020E)

引用文献 (72件)：

• Abe, Y. and Matsui, T., 1985, J. Geophys. Res. S02, C545.
• Elkins-Tanton, L. T., 2012, Annu. Rev. Earth Planet. Sci. 40, 113.
• Hamano, K. et al., 2013, Nature 497, 607.
• Kasting, J. F., 1993, Science 259, 920.
• Hashimoto, G. L. et al., 2007, J. Geophys. Res. 112, E05010.

タイトルに関連する用語 (9件)： 日本 ,  衝突 ,  研究 ,  軌跡 ,  衝突実験 ,  蒸発 ,  現象 ,  化学 ,  反応過程