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J-GLOBAL ID：201502214298341166   整理番号：15A1070800

ノックオフ部材とすべり支承からなる支承形式のモデル化に関する検討

CONSIDERATION ON MODELING METHOD OF BEARING CONSISTING OF KNOCK OFF MEMBER AND SLIDING PLATE

著者 (3件)： 中西泰之 ((株)ニュージェック道路グループ橋梁チーム) ,  松村政秀 (大阪市立大学大学院 工学研究科都市系専攻) ,  山口隆司 (大阪市立大学大学院 工学研究科都市系専攻)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 71  号： 4  ページ： I.265-I.273 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 強地震時に下部構造へ伝達される慣性力を低減する上ですべり系支承の採用が有効である.ただし,すべり機能は強地震時のみに必要であることから,常時・中小地震時には上部構造の水平移動を拘束する復元力機能,強地震時には移動制限を開放するトリガー機能を有するノックオフ部材を配置し,さらにノックオフ後の過大な変位に対する変位制限装置を組み合わせた支承形式が有用と考えられる.この支承形式を採用して耐震設計法を行う場合には,破断による支承条件の変化や変位制限装置との衝突を再現できる動的解析の実施とそのためのモデル化の検討が必要である.そこで,本研究では,すべり支承,ノックオフ部材,変位制限装置からなる支承形式の地震時挙動および有用性を振動台実験により確認するとともに,再現解析を行い,ノックオフ部材および変位制限装置のモデル化について検討した.(著者抄録)

シソーラス用語： 地震動 ,  滑り ,  慣性力 ,  信号 ,  振動台試験 ,  変位 ,  *安全装置 ,  モデリング ,  地震応答 ,  応答解析 ,  *橋梁支承 ,  耐震設計 ,  *耐震構造 ,  載荷速度 ,  免震構造 ,  荷重-変形関係 ,  緩衝材 ,  衝撃荷重 ,  破断 ,  安全機能 ,  *滑り支承 ,  相対変位 ,  地震応答解析 ,  強震動
準シソーラス用語： トリガ ,  ノックオフ部材 ,  強地震動

分類 (2件)： 構造細目,橋梁付帯設備  (RC06070M) ,  構造動力学  (HD02000E)

引用文献 (13件)：

• 松村政秀,中西泰之,金田貴洋,山口隆司:低摩擦型すべり支承にノックオフ部材を組み込んだ支承形式の地震応答解析,第 15 回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集,pp.385-388, 土木学会,2012.
• 川島一彦: 動的解析における衝突のモデル化に関する一考察, 土木学会論文報告集, No.308, pp.123-126, 1981.
• 川島一彦, 庄司学: 衝突緩衝用落橋防止システムによる桁間衝突の影響の低減効果, 土木学会論文集, No. 612/I-46, pp. 129-142, 1999.
• 渡邊学歩, 川島一彦: 衝突ばねを用いた棒の衝突の数値解析, 土木学会論文集, No. 675, pp.125-139, 2001.
• 阿部雅人,藤野陽三,吉田純司,朱平,柳野和也:地震時における橋桁の衝突現象のモデル化と実験的検証,土木学会論文集,No.759,pp.181-197,土木学会, 2004.

タイトルに関連する用語 (4件)： すべり支承 ,  支承 ,  形式 ,  モデル化