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J-GLOBAL ID：201502214350602143   整理番号：15A1063750

レーザー超音波の革新性を考察する レーザー超音波を用いた内部加熱される厚肉円筒の温度分布モニタリング

著者 (4件)： 井原郁夫 (長岡技科大 大学院) ,  小杉祥 (長岡技科大 大学院) ,  松谷巌 (長岡技科大 大学院) ,  小野裕洋 (長岡技科大 大学院)
資料名： 超音波Techno  (超音波テクノ)
巻： 27  号： 5  ページ： 45-49  発行年： 2015年10月01日 
JST資料番号： L2344A  ISSN： 0916-2410  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 物体内部や表面の温度分布を非破壊・非接触で,かつ高い時間分解能と空間分解能で測定したいというニーズに応えるために,著者らは超音波による温度モニタリングに取り組んでおり,いくつかの手法を開発してきた。超音波が材料の内部や表面を伝搬することに加え,その伝搬速度が温度に強く依存することを踏まえると,物体内部の温度モニタリングに超音波法を活用することは妥当であると考えられる。本稿では,著者らのこれまでの一連の取り組みの中から,内面より加熱される厚肉円筒の温度モニタリングにレーザ超音波法を適用した事例について紹介する。レーザ超音波法による縦波・表面波の同時計測と熱伝導解析を効果的に組み合わせることで,円筒の半径方向の温度分布とその変化をモニタリングすることができる。本手法の有用性を確認するために数値シミュレーションおよび鋼製厚肉円筒を用いた加熱実験を実施した結果について概説する。超音波法は熱電対法に比べて時間応答性に優れていることから急激な温度変化のモニタリングにも有効であることを確認した。

シソーラス用語： レーザ照射 ,  超音波応用計測 ,  加熱 ,  *内面 ,  *厚肉構造 ,  円筒 ,  *温度分布 ,  監視 ,  シミュレーション ,  実験 ,  縦波 ,  表面波

分類 (3件)： 温度測定,温度計  (AD06010K) ,  その他の音響応用  (BB03100I) ,  レーザの応用  (BD04100V)

タイトルに関連する用語 (4件)： レーザー超音波 ,  厚肉円筒 ,  温度分布 ,  モニタリング