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J-GLOBAL ID:201502214389789607   整理番号:15A1036407

上部角閃岩相変成作用の下でのClに富んだ溶液またはメルトの含浸の過程におけるジルコニウムの地化学的挙動-南極大陸東部のSor Rondane山脈のBrattnipene岩体におけるケーススタディー

Geochemical behavior of zirconium during Cl-rich fluid or melt infiltration under upper amphibolite facies metamorphism - A case study from Brattnipene, Sor Rondane Mountains, East Antarctica
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巻: 110  号:ページ: 166-178 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: G0150B  ISSN: 1345-6296  CODEN: JMPSCA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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上部角閃岩相条件下におけるClに富んだ流体またはメルトの含浸により引き起こされた可能性のあるザクロ石-普通角閃石(Grt-Hbl)脈の形成過程で,’不動元素’としてのZrの潜在性について検討した。使用された試料は,南極大陸東部のSor Rondane山脈のBrattnipene岩体に含まれるGrt-Hbl脈であり,それは苦鉄質片麻岩の片麻状構造を不調和的に切断している。母岩鉱物とそれらのZr含有量の定量的決定とを結びつけたモデル解析は,全岩のZrの大部分はジルコンに残る一方,~5%はザクロ石および普通角閃石に含まれることを明らかにした。ザクロ石および普通角閃石のZr濃集度は脈からの距離に関係なく一定である。ジルコンは融食作用または被覆成長を示す微細構造は持っていない。さらに,粒径,化学的累帯構造(CL,Th/U比およびREEパターン)及びジルコンの縁の年代は,同様に脈からの距離に関係なく類似している。ジルコン縁部のLA-ICPMS U-Pb年代測定は,これまでの研究で報告されたグラニュライト相変成作用よりも若い年代は与えていない。ジルコンについてのこれらの詳細な観察の全ては,ほとんど溶解しない又は被覆成長していない,そして,Grt-Hbl脈の形成の過程でZrの付加も喪失も起こっていないことを支持している。それゆえ,Grt-Hbl脈の形成の過程でZrは’不動元素’と述べるのが適切である。ジルコンの詳細な微細構造の観察は,不動元素としてZrの妥当性を評価することにこのように有用である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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岩石成因論  ,  岩石圏の地球化学一般 
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