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J-GLOBAL ID：201502214652761240   整理番号：15A0796901

モバイルマッピングシステムの計測精度向上に向けた調整用基準点の有効間隔の検証

著者 (5件)： 岩上弘明 (ニコン・トリンブル) ,  岡本直樹 (日本大 大学院理工学研究科) ,  佐田達典 (日本大 理工) ,  池田隆博 (日本大 理工) ,  金綱淳次 (ニコン・トリンブル)
資料名： 応用測量論文集  (JAST)
巻： 26  ページ： 95-104  発行年： 2015年06月24日 
JST資料番号： L2779C  ISSN： 2185-1867  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 車両で走行しながら道路空間の3次元点群データを取得できるモバイルマッピングシステム(Mobile Mapping System:MMS)は,従来行われてきた測量技術と比べ,低コストで効率的に広範囲の道路空間の3次元計測が行えるようになった。そして,基盤地図情報や電子国土基本図の整備や更新に,MMSで取得したデータを使い,効率的の更新方法も検討されている。MMSで取得される最も重要な位置情報は,GNSS装置と慣性計測装置によって計測された車両の位置・姿勢と,レーザスキャナにより取得された距離と角度から取得される。しかし,遮蔽環境が連続する都市部や山間部でのMMS計測では,高精度な位置情報が取得できない。そこで,遮蔽環境下でのMMSの計測精度を向上させるため,調整用基準点(Ground Control Point:GCP)を用いた補正方法による検討が行われている。本研究では,衛星電波遮蔽環境下でのGCPによる補正方法を用いて,MMS(Trimble MX8)の精度向上の効果を評価することを目的として,GCPの有効間隔と計測環境が常に変化する実際の遮蔽環境下におけるGCPの設置間隔について検証を行った。

シソーラス用語： *計測システム ,  道路空間 ,  レーザスキャナ ,  三次元測定 ,  衛星航法 ,  計測器 ,  *測定精度 ,  *基準点 ,  環境 ,  遮蔽 ,  電波 ,  GPS ,  GNSS
準シソーラス用語： GPS【位置決め】 ,  3次元点群データ ,  MMS ,  *モバイルマッピングシステム ,  衛星電波遮蔽環境 ,  慣性計測装置 ,  *計測精度 ,  三次元計測

分類 (2件)： 地形データの処理  (RC02050O) ,  測地学  (DC02000X)

引用文献 (8件)：

• 国土交通省国土地理院:移動計測車両による測量システムを用いる数値地形図データ作成マニュアル(案), http://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/download/mms_manual.pdf,2012.5
• 国土交通省国土地理院:中部地方測量部メールニュース, http://www.gsi.go.jp/chubu/cb-mn/MMS.pdf,2014.1.14配信
• 今西暁久,平尾公孝,橘菊生,間野耕司,石井一徳,富樫健司:GPS衛星不可視区間におけるMMS計測データの高精度化方法の検討,応用測量論文集,Vol.22,pp.13-24,2011
• 株式会社ニコン・トリンブル:Tkmble MX8, http://www.nikon-trimble.co.jp/products/pdf/geospatial/mx8.pdf(2014.1)
• 石川貴一朗:Mobile Mapping Systemによる道路測量について,精密工学会誌,Vol.79,No.5,pp.397-400,2013

タイトルに関連する用語 (4件)： モバイルマッピングシステム ,  計測精度 ,  基準点 ,  検証