抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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我が国では1980年にラムサール条約に加入し,2013年末時点で46カ所の湿地が登録されている。一方,韓国では1997年に条約に加入し,同じ2013年末時点で18カ所の湿地が登録されている。今回,韓国においてWebによるアンケート調査を行い,先に我が国で行った同様の調査と併せてラムサール条約湿地に対する彼我の認識の違いを比較した。その結果,我が国では世界的な「お墨付き」を得て観光振興や地域活性化に生かしたいとの思惑があるのに対して,韓国では条約本来の趣旨である「自然を守るための制度」に対する認識が高く,ラムサール条約登録に関連する国内法の規制に対する抵抗感が少ないことにつながっている。両国ともラムサール条約湿地に対する認知度は低く,訪問希望も少ないため,現時点ではまだ観光振興につながっていない。