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J-GLOBAL ID：201502215776559640   整理番号：15A1347363

交流TIG溶接における陰極点及び溶融池の時間変化

Temporal Changes in the Cathode Spots Location and Molten Pool Size in AC TIG Welding

著者 (8件)： 安井賢太郎 (宮崎大) ,  藤丸厚志 (宮崎大) ,  木之下広幸 (宮崎大) ,  湯地敏史 (宮崎大) ,  房野俊夫 (サレジオ高専) ,  METHONG Titinan (大阪大) ,  田代真一 (大阪大) ,  田中学 (大阪大)
資料名： 電気学会プラズマ研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： PST-15  号： 57-63  ページ： 7-12  発行年： 2015年10月22日 
JST資料番号： Z0951A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 交流TIG溶接において良質の溶接部材を得るには,適切な入力電流のもとでタングステン電極の極性を交流電源で転換させて酸化膜のクリーニング作用を維持するとともに,シールドガス流量等を精密に制御する必要がある。溶接母材にアルミニウム合金を使用する交流TIG溶接場合について,陰極点挙動及び溶接母材上の酸化膜が除去された領域の間の関係を調べた。高速度ビデオカメラ観察によれば,陰極点の分布は時間的に移動する。陰極点が存在する領域と溶融池領域および酸化膜が除去されたその外側領域の挙動を観察・比較した。放電電流・電圧波形と陰極点発生状況によれば,陰極点は電極が正極性時に生成され,負極性時には形成されない。陰極点は主として母材の溶融池の外縁付近に分布する。陰極点は母材表面の酸化膜を除去しながら,酸化膜のある他の領域に移動し,クリーニング領域が拡大する。

シソーラス用語： *陰極点 ,  *溶融池 ,  時間発展 ,  交流 ,  アルミニウム ,  高速度カメラ ,  酸化防止 ,  *TIG溶接 ,  *酸化膜
準シソーラス用語： クリーニング

分類 (3件)： プラズマ装置  (BJ02082I) ,  プラズマ応用  (BJ02110K) ,  溶接技術  (WC07030G)

引用文献 (12件)：

• M. Tanaka: "Arcs and TIG welding", Journal of the Japan Welding Society, Vol.77, No.2, pp.50-60 (2008) (in Japanese) 田中学:「アーク及びティグ溶接」,溶接学会誌,Vol.77,No.2,pp.50-60(2008)
• H. Maruo and Y. Hirata: "Bead Formation in Pulsed TIG Welding -Study on Pulsed Arc Welding (Report 4)-", Quarterly Journal of the Japan Welding Society, Vol.3, No.2, pp.253-260 (1985) (in Japanese) 丸尾大・平田好則:「パルスTIG溶接におけるビード形成現象」,溶接学会論文集,Vol.3,No.2,pp.253-260(1985)
• K. Yasuda: "Tokoton Yasashii Yosetsu no Hon", Nikkan Kogyo Shimbun Ltd., pp.1-160 (2009) (in Japanese) 安田克彦:「トコトンやさしい溶接の本」,日刊工業新聞社, pp.1-160(2009)
• I. Okane: "Yosetsu Yoron", Rikogakusha Publishing Co. Ltd., pp. 1-124 (1985) (in Japanese) 岡根功:「溶接要論」,理工学社,pp.1-124(1985)
• Japan Welding Society ed.: "Yosetsu Gijutsu no Kiso", Sanpo Publications Inc., pp.1-257 (1986) (in Japanese) 溶接学会編:「溶接技術の基礎」,産報出版,pp.1-257(1986)

タイトルに関連する用語 (4件)： 交流 ,  TIG溶接 ,  陰極点 ,  溶融池