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J-GLOBAL ID：201502215974731513   整理番号：15A1053429

簡易放射線計測器による東京-新潟間の新幹線車内における空間線量率の経時変化

Measurement of air dose rate change with time in Shinkansen super express train between Tokyo and Niigata stations with a handheld radiation monitor

著者 (3件)： 田上恵子 (放医研) ,  内田滋夫 (放医研) ,  石井伸昌 (放医研)
資料名： 放射化学
号： 31  ページ： 7-11  発行年： 2015年03月31日 
JST資料番号： L4631A  ISSN： 2433-4936  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東京駅から新青森駅の新幹線区間における新幹線内での空間線量率の計測結果と比較するために,トンネル区間が長い東京駅から新潟駅の新幹線区間において,2015年2月6日に往復で計測を行った。空間線量率簡易放射線計測器(Horiba,PA-300)を用いて計測した結果,トンネル内においてウラン系列やトリウム系列の大地放射線の影響を受けて空間線量率が上昇することが確認された。また,新幹線ホームにおける空間線量率と新幹線車内における空間線量率を測定し,車体による遮蔽の程度を測定したところ,車外に対し1階席においては0.68±0.10,2階席においては0.43±0.06を得た。原子力規制委員会により報告されている空間線量測定結果を用い,通過エリアに近い測定点において導出した遮蔽割合は,車外に対し平均で1階席においては0.53±0.08,2階席では0.44±0.11となり,新幹線ホームで測定した値と同程度といえた。(著者抄録)

シソーラス用語： *放射線検出器 ,  *線量率 ,  *新幹線 ,  経時変化 ,  *線量測定 ,  放射線量 ,  鉄道トンネル
準シソーラス用語： *空間線量率 ,  *東北新幹線 ,  福島原発事故

分類 (2件)： 放射線検出・検出器  (AD08020J) ,  線量計測・計測器  (AD08050Q)

引用文献 (7件)：

• 田上、内田、石井. 簡易放射線計測器による東京-新青森間の新幹線車内における空間線量率の経時変化の測定. 放射化学 31, 2-6 (2015).
• 松田. 東海地域の電車路線等における自然空間放射線量率の測定. Radioisotopes 45, 125-131 (1996).
• 下、湊、杉野. 東海3県の環境放射線のレベル調査. 日本原子力学会誌 41, 954-964 (1999).
• 飯野、金柿. 簡易計測器による環境放射線測定: 九州におけるガンマ線線量率の走行サーベイ. 熊本大学教育学部紀要 63, 357-362 (2014).
• 原子力規制委員会. 全国および福島県の空間線量測定結果. http://radioactivity.nsr.go.jp/map/ja/index.html (2015.2.9アクセス).

タイトルに関連する用語 (8件)： 簡易 ,  放射線計測器 ,  東京 ,  新潟 ,  新幹線 ,  車内 ,  空間線量率 ,  経時変化