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J-GLOBAL ID:201502216051320061   整理番号:15A0954392

オカダ酸はヒト肝細胞トランスポーターOATP1B3の媒介により細胞に取込まれる

Okadaic acid is taken-up into the cells mediated by human hepatocytes transporter OATP1B3
著者 (13件):
資料名:
巻: 83  ページ: 229-236  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: B0937A  ISSN: 0278-6915  CODEN: FCTOD7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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オカダ酸は下痢性貝類毒として知られている。体内に吸収された後,オカダ酸には特定の標的器官は存在しないと考えられている。しかし,その薬物動態の詳細はまだ不明である。本研究では,オカダ酸は,対照ベクターをトランスフェクトした細胞よりも,肝細胞特異的な取込み輸送体OATP1B1-またはOATP1B3-発現細胞に対して毒性が強いことを実証した。また,対照ベクターをトランスフェクトした細胞と比べて,OATP1B1-またはOATP1B3-発現細胞では,オカダ酸の標的分子であるPP2A活性がオカダ酸により強力に阻害された。OATP1B1-またはOATP1B3-発現細胞におけるオカダ酸の細胞毒性はOATP1B1とOATP1B3の既知の基質によって減弱したが,対照ベクターをトランスフェクトした細胞では見られなかった。また,OATP1B3発現細胞を用いる取込み阻害試験の後,Dixonプロットは,OATP1B1とOATP1B3の基質である肝臓毒のミクロシスチンLRの取込みをオカダ酸が競合的に阻害することを示した。これらの結果は,オカダ酸はOATP1B3の基質,おそらくはOATP1B1の基質であり,肝不全や肝癌の未知の原因に関与する可能性があることを強力に示唆した。それゆえにオカダ酸は既知のホスファターゼ阻害活性によって,細胞毒性と細胞増殖活性を有する。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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動物起原の毒性 
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