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J-GLOBAL ID:201502216338938286   整理番号:15A0224579

中央日本,太平洋側の三浦半島北部における前弧堆積盆充填物である最下部更新統の上総層群浦郷層産の原地性でシロウリガイ類が優勢な冷湧水群集

An in situ vesicomyid-dominated cold-seep assemblage from the lowermost Pleistocene Urago Formation, Kazusa Group, forearc basin fill on the northern Miura Peninsula, Pacific side of central Japan
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資料名:
巻: 19  号:ページ: 1-20  発行年: 2015年01月01日 
JST資料番号: G0228B  ISSN: 1342-8144  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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三浦半島の前弧堆積盆充填物である最下部更新統浦郷層のシロウリガイ類が優勢な化石群集の産出状態を記載した。群集はほとんどがCalyptogena (Archivesica) kawamurai (Kuroda)からなり,少量のConchocele bisecta (Conrad)を伴う。約25m幅・10m高さの露頭の斜交層理した砂岩及び塊状砂岩に貝殻は産する。フォアセットラミナの傾斜から判断すると,砂岩は北から東向きの底層流の下で砂堆の移動によって形成されたと解釈される。貝殻の多くは蝶番が外れ,接合面が南西に傾斜する(流れの上流方向)かクロスラミナと調和して凸面を上にした姿勢よって示されるように,底層流によって再堆積した証拠を示す。塊状砂岩中には,咬合部の連結した若干のシロウリガイ類が,それらの生息姿勢に保たれている;つまり,下方に前部を向けて層理面に対して垂直。シロウリガイ類を含む砂岩のほぼ全層準に発達している塊状自生炭酸塩は,Caに富むドロマイト(δ13Cは-37.78‰~-24.16‰VPDB;δ180は0.69‰~4.35‰VPDB)だけからなる。生物源炭酸塩は完全に溶解し,その結果として生じたモールドでは,ドロマイトで膠着した細粒砕屑物で充填されたものもある。明らかにメタンの嫌気性酸化の影響を反映する13Cに枯渇した自生炭酸塩との関係から,この化石群集は原地性で冷湧水依存の群集であると考えられる。一方向性底層流の下での断続的な砂堆積作用イベント間の間に,シロウリガイ類が砂堆に生息していたと推測した。(翻訳著者抄録)
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