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J-GLOBAL ID：201502216581577852   整理番号：15A0198387

次世代エネルギーの現状と安全性 ビームダウン式太陽集光装置でソーラー水素製造

著者 (1件)： 金子宏 (宮崎大 工学教育研究)
資料名： 安全工学  (Journal of Japan Society for Safety Engineering)
巻： 53  号： 6  ページ： 431-437  発行年： 2014年12月15日 
JST資料番号： F0587A  ISSN： 0570-4480  CODEN： ANKOBG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水素は主に化石燃料の改質により製造されており,CO₂排出削減の観点から,将来的には再生可能エネルギーから生産することが望まれる。再生可能エネルギーのひとつである集光太陽熱を用いた二段階水分解反応は,反応器内において高密度の太陽エネルギーを化学エネルギー(水素)に変換することが可能であり,CO₂フリーのソーラー水素を大量に製造することが期待されている。太陽エネルギーを有効利用し,ソーラー水素の製造単価を低減するためのエネルギー変換効率向上のカギは,二段階水分解反応用金属酸化物と太陽反応器の性能である。国内の大学が所有する太陽集光システムとしては唯一となる,宮崎大学のビームダウン式太陽集光装置を使用した金属酸化物と太陽反応器の開発の現状と,研究開発における安全対策について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *集光 ,  排出量 ,  *水素 ,  *エネルギー変換効率 ,  *分解反応 ,  *太陽熱利用 ,  再生エネルギー ,  太陽エネルギー ,  エネルギー変換 ,  *水素製造 ,  二酸化炭素排出量削減 ,  *水分解 ,  太陽エネルギー変換 ,  *太陽光集光システム
準シソーラス用語： *太陽集光システム ,  *ソーラー水素 ,  再生可能エネルギー

分類 (1件)： 太陽エネルギー利用機器  (QE05020H)

引用文献 (13件)：

• 自然科学研究機構 国立天文台編, 環境部 気候変動・地球温暖化 気候系のエネルギー収支:温室効果, 理科年表 平成26年, 丸善出版, 931, 2013.
• S. Abanades, G. Flamant, Thermochemical hydrogen production from a two-step solar driven water-splitting cycle based on cerium oxides, Solar Energy, 80, 1611-1623, 2006.
• H. Kaneko, T Miura, H. Ishihara, S. Taku, T. Yokoyama, H. Nakajima, Y. Tamaura, Reactive ceramics of CeO₂-MOx (M = Mn, Fe, Ni, Cu) for H₂ generation by two-step water splitting using concentrated solar thermal energy, Energy, 32, 656-663, 2007.
• H. Kaneko, T Ishihara, C. Lee, Q.L. Meng, Y. Tamaura, O₂-releasing reactivity of ceria-based reactive ceramics on irradiation of artificial concentrated solar beam for solar hydrogen production, Int. J. Hydrogen Energy, 39, 11880-11888, 2014.
• H. Kaneko, H. Ishihara, S. Taku, Y. Naganuma, N. Hasegawa, Y. Tamaura, Cerium ion redox system in CeO₂-xFe₂O₃ solid solution at high temperatures (1273-1673K) in the two-step water-splitting reaction for solar H₂ generation, J. Mater. Sci., 43, 3153-3161, 2008.

タイトルに関連する用語 (7件)： 次世代エネルギー ,  現状 ,  安全性 ,  ビーム ,  太陽 ,  集光装置 ,  水素製造