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J-GLOBAL ID：201502217092893780   整理番号：15A0750985

ダイヤモンドのNVセンターを用いた量子デバイスの開発

著者 (1件)： 磯谷順一
資料名： 放射線と産業  (Radiation & Industries)
号： 138  ページ： 38-43  発行年： 2015年06月01日 
JST資料番号： G0314A  ISSN： 0286-8873  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電子照射やイオン注入によりダイヤモンド中に生成された色中心はこれ迄に例のない素子機能を発現するものがある。窒素空格子点(NV)中心を鎖状に並べた配列は,個々の単一スピンの回転操作が高速(約ns)であるので,隣接するスピン間の双極子-双極子相互作用を用いたCNOTゲートを高速にすることで,多量子ビット量子レジスタとして機能する。その第一歩として,短距離のNV-NV対を作製した。一方,NV中心を約10¹¹個含む8.5×10^-4mm³のダイヤモンド結晶にハーンエコーを用いて,交流磁場に対して0.9pT/√Hzの感度を持つ磁気センサが室温・常圧で得られている。

シソーラス用語： *空格子点 ,  色中心 ,  *ダイヤモンド ,  *電子装置 ,  双極子相互作用 ,  スピン ,  NOT回路 ,  *窒素空格子点 ,  *量子デバイス ,  *鉱石 ,  *宝石
準シソーラス用語： C-NOTゲート ,  量子素子

分類 (1件)： その他の固体デバイス  (NC03150A)

引用文献 (6件)：

• T.Yamamoto, C.Müller, L.P.McGuinness, T.Teraji, B. Naydenov, S.Onoda, T.Ohshima, J.Wrachtrup, F.Jelezko and J.Isoya, Phys. Rev. B. 88,201201 (R) (2013).
• T.Wolf, P.Neumann, K.Nakamura, H.Sumiya, J.Isoya, J. Wrachtrup, arXiv.1411.6553 [quant-ph].
• T.Staudacher, F.Shi, S.Pezzagna, J.Meijer, J.Du, C.A.Meriles, F.Reinhard, J.Wrachtrup, Science 339,561 (2013).
• H.Fedder, N.Zhao, J.Honert, B.Schmid, M.Klas, J.Isoya, M.Markham, D.Twitchen, F.Jelezko, R.Liu, and J. Wrachtrup, Nat. Nanotechnol. 7,657 (2012).
• C.Müller, X.Kong, J.-M.Cai, K.Melentijevic, A.Stacey, M.Markham, D.Twitchen, J.Isoya, S.Pezzagna, J.Meijer, J.Du, M.B.Plenio, B.Naydenov, L.P.McGuinness, F. Jelezko, Nature Commun .5,4703 (2014).

タイトルに関連する用語 (4件)： ダイヤモンド ,  NVセンター ,  量子デバイス ,  開発