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J-GLOBAL ID:201502217211049373   整理番号:15A0647056

ミルクカゼインミセルの構造的不均一性:SANSコントラスト変化研究

Structural heterogeneity of milk casein micelles: a SANS contrast variation study
著者 (9件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 389-399  発行年: 2015年01月14日 
JST資料番号: W2327A  ISSN: 1744-683X  CODEN: SMOABF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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小角中性子散乱(SANS)におけるコントラスト変化法を用いて,ミルクカゼインミセルの内部構造を調べた。実験を,異なる起源(すなわち,ミルク粉かフレッシュミルクか)のカゼイン分散により行い,非常に低いq値(~9×10-4Å-1)へ拡大した。したがって,各コントラストにおいて,見かけの回転半径Rgを正確に決定することを可能にした。コントラストに関するI(q→0)の変化から,分散におけるすべての粒子の組成の分布を決定した。予想されたように,これらの粒子のほとんどはミセルであり,狭い組成分布のカゼイン及びリン酸カルシウムからなっていた。これらのミセルは,常に,サイズ20~400nm範囲の非常に僅かな脂肪滴と共存していた。特別に厳格な条件下で純化したフレッシュミルクから作製した分散では,脂肪滴対カゼインミセルの数比は,1対106の低さであった。その場合,脂肪滴の寄与を全強度から差し引くことができた。このようにして,ミセルのみの寄与を得ることができた。次に,H.B.Stuhrumannにより開拓されたアプローチを用いて,コントラストによる寄与の変化を分析した。局所散乱長密度を蛋白質に対するリン酸カルシウムナノクラスタの比により決定する,コア球状物体として,カゼインミセルをモデル化した。シェルが,コアより低い燐酸カルシウム濃度をもつモデルが,シェルが,コアより高い密度をもつモデルより良く一致することを見出した。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (1件):
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ミセル 

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