抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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波力発電では,空気室内水柱往復動に伴う空気タービンが利用されているが,従来から多用されてきたウエルズタービン等の無弁式タービンはロータ幾何形状の成形が難しく,エネルギー効率は低く,効率向上のための改良が必要である。本稿では,新しい波力発電用タービンとして,構造が簡単な直線翼垂直軸タービンを提案し,垂直軸タービンの案内羽根効果について,定常流性能試験を行い,性能に及ぼす翼型と弦節比の影響を調べた。さらに,性能試験で得られたタービン特性と準定常手法を用いた数値シミュレーションにより,往復気流における本タービンの起動特性を予測した。結果として,次を得た。1)本タービンでは,効率,起動特性ともに好適な翼型は対称翼である。2)本タービンの好適な弦節比は0.22程度である。3)本タービンの最高効率が得られる流量係数は0.26程度である。4)本タービンに案内羽根を取付けた場合,高いトルク係数と入力係数が得られる。