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J-GLOBAL ID:201502217582892619   整理番号:15A1163526

ケルセチン配糖体を高含有するタマネギ品種‘クエルゴールド’の育成

‘Quergold’, a New Cultivar of Hybrid Onion with High Quercetin Glycoside Contents
著者 (3件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 305-311 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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タマネギに含まれるフラボノイド類のケルセチンは,ヒト介入試験により血圧の抑制効果が報告されており,機能性成分として注目されている.そこで,既存の品種よりもケルセチンを高含有することで,消費者に対し付加価値を有する黄色のタマネギ品種を育成した.農研機構において育種素材のケルセチン含量を評価し,選抜素材系統より花粉親系統‘OPP-5’と種子親系統‘OSP-3’を開発した.‘クエルゴールド’は,両系統の交配より得られるタマネギF1品種で2013年に品種登録出願受理された.‘クエルゴールド’は寒地・寒冷地に適した中生の黄タマネギ品種で,収量性は主要品種‘北もみじ2000’に劣る.しかし,‘クエルゴールド’の乾物1g当たりのケルセチン含量は5.4mg Q・g-1 DWで,‘北もみじ2000’の3.2 mg Q・g-1 DWおよび‘クエルリッチ’の3.4mg Q・g-1 DWよりも多く,ケルセチンを高含有する特徴を有する.そのため,既存品種に代わり通常の食生活において利用することで継続的により多くのケルセチンの摂取が可能となる.ケルセチンを高含有する特性は商品に付加価値を与え,食生活を通じて生活水準の向上を目指す新たな農産物の販売手段として,その利用が期待される.(著者抄録)
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分類 (3件):
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野菜  ,  作物の品種改良  ,  植物の生化学 
物質索引 (1件):
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引用文献 (16件):
  • Arts, I. C. W. and P. C. H. Hollman. 2005. Polyphenols and disease risk in epidemiologic studies. Am. J. Clin. Nutr. 81(suppl): 317-325.
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