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J-GLOBAL ID：201502217981209468   整理番号：15A0585441

インフラ系~安全・安心を求めて~疲労き裂の進展抑制による鋼構造物の延命化技術

Infrastructure systems-In pursuit of safety and security-Technology for Prolonging Life of Steel Structures by Restraining Fatigue Crack Growth

著者 (3件)： 河本恭平 (神戸製鋼所) ,  山田岳史 (神戸製鋼所) ,  大塚雄市 (長岡技科大 システム安全系)
資料名： R&D神戸製鋼技報  (R&D/神戸製鋼技報)
巻： 65  号： 1  ページ： 11-15  発行年： 2015年04月14日 
JST資料番号： F0164A  ISSN： 0373-8868  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 繰り返し応力を受ける工場の生産設備や搬送設備などの鋼構造物は,経年による金属疲労によるき裂発生による損傷や突然の休止の可能性が常に存在する。ここでは設備の安全保護,効率的な保守修理のための神戸製鋼の開発した疲れ亀裂の成長を減速させる技術について述べた。基本的なコンセプトは。微細粒アルミナ,およびアルミナをき裂内に輸送するための工業用オイルなどを混合したペースト状の物質をき裂表面に塗布し,ペーストをき裂先端に浸透させ,アルミナ粒子がくさびとして作用させることによってき裂先端の繰り返し変形(開閉口)を抑制し,進展速度を低減させる方法である。ラボデータによる試験片の疲労破面の観察結果,また,き裂先端の開口変位を抑制しその進展速度を低減させる疲労き裂進展抑制メカニズムを解説した。本技術は適用案件に応じてき裂の発生形態や応力条件を考慮して,その有効性および施工法を見極めが必要である。

シソーラス用語： アルミナ ,  ペースト ,  解析 ,  亀裂開口変位 ,  亀裂先端 ,  *構造物 ,  寿命延長 ,  *設備保全 ,  *速度 ,  耐用年数 ,  破面検査 ,  *疲れ ,  *疲れ亀裂 ,  疲れ寿命 ,  疲れ損傷
準シソーラス用語： *亀裂成長速度 ,  *金属疲労 ,  *鋼構造物 ,  損傷解析 ,  疲労亀裂

分類 (2件)： 金属材料  (HC05020S) ,  工場設備管理  (WA01087C)

引用文献 (6件)：

• 城野政弘ほか.疲労き裂.大阪大学出版会,2005,p.17-18.
• H. Kitagawa et al. Proceedings of International Conference on Fracture Mechanics in Engineering Applications. 1979, p.281-293.
• 高橋一比古ほか.日本造船学会論文集.1998,Vol.184,p.361-367.
• 河本恭平ほか.日本機械学会M&M2010材料力学カンファレンスCD-ROM論文集.2010,p.359-360.
• 大塚雄市ほか.日本機械学会 2012年度年次大会講演論文集.2012.

タイトルに関連する用語 (6件)： インフラ ,  安心 ,  疲労き裂 ,  進展 ,  鋼構造物 ,  延命