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J-GLOBAL ID：201502218100644288   整理番号：15A1063568

心血管疾患の予防と治療における,飽和脂質対多価不飽和脂質対炭水化物

Saturated Fats Versus Polyunsaturated Fats Versus Carbohydrates for Cardiovascular Disease Prevention and Treatment

著者 (5件)： SIRI-TARINO Patty W. (Children’s Hospital Oakland Res. Inst., California) ,  CHIU Sally (Children’s Hospital Oakland Res. Inst., California) ,  BERGERON Nathalie (Children’s Hospital Oakland Res. Inst., California) ,  BERGERON Nathalie (Touro Univ. California, California) ,  KRAUSS Ronald M. (Children’s Hospital Oakland Res. Inst., California)
資料名： Annual Review of Nutrition  (Annual Review of Nutrition)
巻： 35  ページ： 517-543  発行年： 2015年 
JST資料番号： H0849A  ISSN： 0199-9885  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 心血管疾患(CVD)の危険因子は,食事により影響を受けることが知られているが,本稿では,飽和脂肪酸(SFAs)に着目し,SFAsの他の栄養素への置き換えやSFAsの摂取源となる食品の違いが心血管系の健康に対してどのような影響を与えるのか概説した。初めに,食品中のSFAsを炭水化物,他の脂質,またはタンパク質に置き換えた際の,脂質の代謝に対する影響を解説し,SFAsの摂取量を制限することで,LDLコレステロールの増加を抑制できることを述べた。さらに,炎症や血圧などの脂質代謝以外のCVDのバイオマーカーに対する影響についても言及した。SFAsの置き換えや食事パターンが,CVDに与える影響についても検討し,多価不飽和脂肪酸による置き換えはCVDのリスクを低下させるが,炭水化物による置き換えでは,CVDのリスクに改善がみられないかあるいは,悪化する場合さえありうることを説明した。また,SFAsの摂取源となる食品の違いにより,CVDのリスクに対する影響が異なることも示した。結論として,個々の栄養素の組成よりも,全体的な食事パターンが心血管系の健康に関連があり,個人の嗜好や生活習慣を考慮した,食品を基本とした栄養指導を行ってくべきであると述べている。

シソーラス用語： *予防 ,  *脂肪酸 ,  不飽和脂肪酸 ,  炭水化物 ,  *心血管疾患 ,  脂質代謝 ,  LDLコレステロール ,  炎症 ,  血圧 ,  バイオマーカー ,  食習慣 ,  栄養指導 ,  ヒト ,  リポタンパク質 ,  代謝 ,  アテローム ,  高脂血症 ,  インスリン抵抗性 ,  前向きコホート研究
準シソーラス用語： 治療 ,  食事パターン ,  多価不飽和脂肪酸 ,  飽和脂肪酸

分類 (3件)： 呼吸器疾患の治療一般  (GI05010Y) ,  脂質一般  (EB05010B) ,  食用油脂,マーガリン  (FJ09010C)

タイトルに関連する用語 (8件)： 心血管疾患 ,  予防 ,  治療 ,  飽和 ,  脂質 ,  多価 ,  不飽和 ,  炭水化物