抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,入力映像の指定箇所と入力楽曲の指定箇所を同期させながら,映像の全区間に対してBGMを付加する手法を提案する。従来研究では,既存動画から音響特徴量と映像特徴量を学習し,映像にBGMを自動付加する手法が提案されている。しかし,自動で映像にBGMを付加しているため,「映像の決定的なシーンに楽曲のサビを合わせたい」「映像の始端と終端に楽曲の始端と終端を合わせたい」といったユーザが指定した楽曲と映像の特定の箇所を同期するためのBGM付加については言及されていない。そこで本研究では,楽曲と映像の長さを揃えながら,ユーザが指定した楽曲と映像の箇所を同期させるように楽曲を断片的につなぎ合わせることで,映像の全区間に対してBGMを付加する。具体的には,動的計画法に基づく小節単位での楽曲の切り貼りによりユーザが指定した箇所を同期させたBGMの付加を実現する。被験者実験の結果,本手法は同じ音色の箇所が多いインストゥルメンタルの楽曲に対して特に有効であった。また,一度生成されたBGMをユーザが希望する楽曲の盛り上がりに合わせて再編集を行うことができるシステムを提案した。(著者抄録)