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J-GLOBAL ID:201502218434435921   整理番号:15A0532129

液相プロセスによるナノカプセルの作製とその諸特性

Fabrication of Nanocapsules by Liquid Phase Processes and Their Characteristics
著者 (1件):
資料名:
巻: 39  号: 12(IDY2015 14-18)  ページ: 9-14  発行年: 2015年03月06日 
JST資料番号: S0209A  ISSN: 1342-6893  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本講演では本研究室がこれまで手がけた液相プロセス技術によるナノカプセル,すなわちコア-シェル粒子の作製とその諸特性に関する研究を紹介する。これまでに対象としたナノカプセルのシェル材はシリカ(SiO2),ポリスチレン(PSt),およびチタニア(TiO2)である。SiO2シェルによるコーティング,すなわちSiO2ナノカプセル化に関しては,Au,Ag,Co,AgI,CoPt,PtRu,Gd化合物(GdC),蛍光ビーズ,量子ドット(QD)およびGdCカプセル化SiO2(SiO2/GdC)をコアとして用いた。Au/SiO2およびAg/SiO2ナノカプセルコロイド溶液の消衰スペクトルの挙動はMie理論で説明できた。Co/SiO2およびCoPt/SiO2ナノカプセルにおいては,空気中での熱処理にもかかわらず,酸化されることなく結晶化が進行し,磁気的特性を発現した。PtRu/SiO2ナノカプセルは触媒活性を示し,その活性は長時間安定であった。Au,AgI,GdCおよびSiO2/GdCのSiO2ナノカプセルはX線造影剤としての機能を発現した。GdCおよびSiO2/GdCのSiO2ナノカプセルはMRI造影能も示した。蛍光ビーズ/SiO2ナノカプセルの蛍光強度は未ナノカプセル化のものと比べて長時間安定であった。QD/SiO2ナノカプセルはマウスの臓器を造影する蛍光マーカーとして機能した。TiO2シェルによるコーティング,すなわちTiO2ナノカプセル化に関しては,SiO2,PStおよびSiO2/PStナノカプセルをコアとして用いた。SiO2/TiO2ナノカプセルはその良好な単分散性からフォトニック結晶の素材として利用可能であった。PSt粒子およびSiO2/PStナノカプセルをコアとするSiO2ナノカプセルは,それぞれ空気中での熱処理およびテトラヒドロフランへの浸漬によりPSt部分を除去可能であり,それぞれ中空TiO2ナノカプセルおよびSiO2を内包する鈴状TiO2ナノカプセルへと構造の変化が可能であった。PStシェルによるコーティング,すなわちPStナノカプセル化に関しては,Au/TiO2ナノカプセルをコアの対象とした。...(著者抄録)
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分類 (2件):
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無触媒液相反応  ,  固体デバイス製造技術一般 
引用文献 (23件):
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