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J-GLOBAL ID：201502218968818495   整理番号：15A0980836

堤体内の比較的薄い飽和砂質土層の液状化判定法

著者 (1件)： 岡村未対 (愛媛大 大学院理工学研究科)
資料名： 地盤工学会誌  (Geotechnical Engineering Magazine)
巻： 63  号： 9  ページ： 18-21  発行年： 2015年09月01日 
JST資料番号： F0369A  ISSN： 1882-7276  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 堤体内の比較的薄い飽和砂質土層の液状化判定法についての検討結果を報告した。東北地方太平洋沖地震時の被災・無被災堤防を対象に,現行の判定法を用いて液状化判定を行ったところ,過度に安全側の結果を与えることがわかった。その主たる原因が,薄い砂層では,液状化判定法で考慮されていない地震中の排水が影響していることであると考え,一連の遠心実験を元に地震中の排水の影響を考慮した液状化判定法を考案した。これを用いて被災・無被災堤防の液状化判定を行ったところ安全率F_L値と被害の有無の関係が大幅に改善された。

シソーラス用語： *河川堤防 ,  *液状化 ,  砂質土 ,  大地震 ,  震災 ,  砂層 ,  排水 ,  遠心模型試験 ,  安全率
準シソーラス用語： 液状化判定 ,  東北地方太平洋沖地震 ,  不飽和砂質土

分類 (1件)： 河川工事  (RC12030X)

引用文献 (5件)：

• 国土交通省東北地方整備局北上川等堤防復旧技術検討会:北上川等堤防復旧技術検討会報告書,2011.
• 国土交通省水管理国土保全局治水課:河川構造物の耐震性能照査指針・解説-II.堤防編-,2012.
• 国土交通省国土技術政策総合研究所 地震防災研究室: http:/fwww.nilim.go.jp/lab/rdg/earthquake/milim-distribution2.zip.(参照2012,12)
• 田中智宏・安田進・直井賢治:種々の硅砂の低拘束圧下における液状化及び液状化後の変形挙動,第30回土木学会地震工学シンポジウム,2009.
• Okamura, M. and Soga, Y.: Effects of pore fluid compressibility on liquefaction resistance of partially saturated sand, Soils and Foundations, Vol. 46, No. 5, pp. 93-104, 2006.

タイトルに関連する用語 (4件)： 堤体 ,  飽和 ,  砂質土 ,  液状化判定法