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J-GLOBAL ID:201502219339049159   整理番号:15A0943069

金属薄板のメカノメタラジカル接合法の開発と接合機構の解明

Development of Mechanometallurgical Joining Method of Metal Plates and Clarification of Joint Mechanism
著者 (3件):
資料名:
巻: 56  号: 654  ページ: 563-569 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: G0076A  ISSN: 0038-1586  CODEN: SOKAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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著者らは,超音波の動力学的特性に着目し,超音波による垂直方向加振を利用した異種金属薄板の点接合技術の開発を行った。また,引張試験,断面観察等による接合状況の評価を行い,超音波振動が接合荷重に及ぼす影響について検討し,接合機構を考察した。更に,本手法を用い,高張力鋼板や亜鉛メッキ鋼板,ステンレス板,チタン板,マグネシウム合金板などと,アルミニウム板との接合を試み,その結果について報告した。超音波応力振動を印加することで材料が撹拌され一体化すること,および撹拌作用が発現する初期段階においてせん断帯が発生し,更に超音波を印加することでせん断帯と平行な滑り方向を有する再結晶組織が再結晶温度より大幅に低い温度領域で成長することを発見した。そこで,この撹拌作用を利用したメカノメタラジカル接合法を開発し,アルミニウム板同士および異種金属薄板の接合を行った。例えば,軟鋼板とアルミニウム板の接合を行った結果,十字引張荷重は最大約200Nに達し,プラグ破断に至る良好な接合が得られた。その継手界面について断面観察を行った結果,界面にはμmオーダーの金属間化合物は観察されず,拡散領域が広がることで固相接合されていることが示唆された。
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分類 (1件):
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溶接技術 
引用文献 (10件):
  • 1) Carle, D. & Blout, G. :Materials and Design,<b>20</b>(1999),267-272.
  • 2) 渡辺健彦・土井悠平・柳沢敦・小沼静代:溶接学会論文集,23-3(2005),491-495.
  • 3) 安部洋平・田呂丸和哉・加藤亨・森謙一郎:日本機械学会東海支部第60期総会講演会講演論文集,(2011),No.113-1.
  • 4) 村上碩哉・荒木康之・水島大介:塑性と加工,50-579(2010),333-337.
  • 5) 佐藤隆・水島大介・村上碵哉・大竹尚登:塑性と加工,53-618(2012),611-615.
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